軽量とは言えスポーツ自転車でも10~15kg位になってしまいますし、ある程度の体積にもなります。
イベント参加時や自転車旅行の時は、小柄な女性の方などはけっこう大変なのではないでしょうか。
リーズナブルかつ自分で運ぶ安心感のある輪行も良いですが、大荷物となり移動自体が大変な事もまた事実。
今回は配送業者数社による自転車配送(宅配)サービス比較です。
自転車配送(宅配)サービスとは
自転車を目的地まで輸送してくれるサービスです。
専用の段ボールに入れたり、自前の輪行袋に入れて送ったりと各社サービス内容が違うものの、自分で運ぶ労力が削減できます。
※記事内の情報は2017年6月現在の情報となります。定期的に情報更新は行っておりますが、実際ご利用の際は各社HPにて最新情報をご確認下さい。
自転車配送サービス業者一覧
サイクリングヤマト便
★概要★
●JCA会員
年会費4,000円 + タッグ代2,000円(+税) + 保険50円から + 運賃
●CJ+会員
年会費2,700円(+税) + ヤマト便利用クーポン2つ500円(+税) + 保険50円から + 運賃
●ヤマト運輸とJCAが提供している自転車運送サービス。
●国内配送向け
●年会費とタッグ代(JCA会員)がかかるが、年間複数回利用する人はお得になる。タッグは一回購入してしまえば会員である間はずっと有効
●梱包は、「袋」状の入れ物が必要。段ボールやハードケースは不可。でしたが!2017年6月~より利用出来る様になってます!
●金額目安:
JCA会員:【初回利用時】東京23区⇒沖縄県 【運送料(1配送) 7,052円(税込) + タッグ代2,000円(+税) + 年会費4,000円 + 保険50円 合計13,262円】
北海道(札幌市)⇒沖縄県 【運送料(1配送) 9,266円(税込) + タッグ代2,000円(+税)+年会費4,000円 + 保険50円 合計15,476円】
※2配送目からはタッグ代はかかりません。
CJ+会員:【初回利用時】東京23区⇒沖縄県 【運送料(1配送) 7,052円(税込) + チケット代(2配送毎) 540円(税込) + 年会費2,700円+ 保険50円 合計10,342円】
北海道(札幌市)⇒沖縄県 【運送料(1配送) 9,266円(税込) + チケット代(2配送毎) 54お円(税込)+ 年会費2,700円+ 保険50円 合計12,556円】
詳細記事は
カンガルー自転車イベント便/カンガルー自転車輸送便
★概要★
●西濃運輸が提供する自転車配送サービス
●国内配送向け
●ウリは「WEB注文」、「往復輸送に対応」、「輸送用の専用箱のレンタル(地域により可否あり)」、「輪行箱の販売」、「自宅へ集荷」等
●同送品配送という自転車と一緒に手荷物を遅れるサービスあり。20kg以下・3辺合計130cm以下のサイズ制限あり。
東京23区⇒沖縄県【運送料(1配送)2,274円】、北海道(札幌市)⇒沖縄県【運送料(1配送)2,924円】で荷物を送る事が出来ます。
●薄手の輪行袋の利用は不可
●営業所持込み、営業所引取り指定で、それぞれ割引300円、往復割引1,000円 ←併用可
●金額目安: 東京23区⇒沖縄県 【運送料(1配送) 10,254円(税込)】
北海道(札幌市)⇒沖縄県 【運送料(1配送) 12,924円(税込)】
詳細記事は
⇒⇒おすすめ自転車配送サービス カンガルー自転車イベント便/輸送便編
シクロエクスプレス
★概要★
●コーワ株式会社と佐川急便が展開する自転車配送サービス
●国内配送向け
●ウリは「WEB注文」、「往復輸送に対応」、「自前の輪行ケースの利用可(サイズ上限・メーカー指定アリ)」、「輪行箱の販売」、「自宅へ集荷」等。
●配送キットは3,400円(税別)
●金額目安: 東京23区⇒沖縄県 【運送料(片道) 9,000円(税別)、往復は18,000円(税別)】
北海道(札幌市)⇒沖縄県 【運送料(片道) 10,000円(税別)、往復は20,000円(税別)】
●手荷物配送もあり。1つにつき1,250円(税別)、往復2,500円(税別)
●その他、離島への追加料金、サイズによる追加料金がかかる輪行袋等の紹介がHPにあり。
詳細は
⇒⇒ シクロエクスプレスHP
BTB輪行箱ユーザー限定 自転車輸送・宅配サービス
★概要★
●コーワ株式会社と佐川急便が展開する自転車配送サービス
●ウリは「WEB注文」、「往復輸送に対応」、「BTB輪行箱ユーザー限定」、「輪行箱の販売」、「自宅へ集荷」等。
●国内配送向け(沖縄・離島は条件等により受付)要相談との事。
●輪行箱は3,400円(税別)~。
●金額目安: 東京23区⇒沖縄県 【運送料(片道) 9,000円(税別)、往復は18,000円(税別)】
北海道(札幌市)⇒沖縄県 【運送料(片道) 10,000円(税別)、往復は20,000円(税別)】
●金額は箱購入の必要性を考慮すると、割高である。一番安い輪行箱で3,672円(税込)
詳細は
料金その他色々比較
参考運送料一覧表
【東京⇒沖縄県までの配送料で比較】
※サイクリングヤマト便は、入会後1年以内の再利用であれば、CJ+会員で-2,700円(年会費)、JCA会員で-6,000円(タッグ代・年会費)分が安くなります。
※カンガルー系2種は、レンタル箱や輪行箱の価格は含まず。
※シクロエクスプレス系2種は、配送キットの価格を含まず。
※BTBのサービスは、専用輪行箱の価格を含まず。
梱包用の入れ物比較
どの配送業者も「未梱包」状態の自転車は受け付けてくれません。
※1⇒業者指定の袋が明言されてます
※2⇒標準輸送が適用されるサイズです。割り増し料金が発生するのは3辺合計241~260cm以内のサイズとなります。
※3⇒業者が販売する専用箱を購入しないといけないです。
自宅集荷と割引制度比較
※2017年6月は価格改定の時期にて、ご利用の際は再確認が必要です。
まとめ
各社それぞれ特色を持ってますので、目的に応じた選択が吉かと。
東京⇒沖縄間の送料での比較です。
ヤマトなど年会費が発生する業者もありますので、比較条件として申し込みから
1年以内に複数回配送を利用した時の金額比較です。
-
- 輪行袋も箱も所有したくない人、そういった方はカンガルー便の配送のレンタルか、シクロエクスプレスのキット購入(使い捨てにしちゃうか)になりますが、コストで見れば2,900円と3,400円でレンタルの方が安くなります。配送料も割引があるカンガルー便の利用が良いでしょう。
ただ・・・、2往復目にしてヤマトの輪行袋料金比較で8,800円も差額が出ます。
ド定番の輪行袋が4,800円位で購入できちゃいますので、購入しちゃってもアリかと思います。小さいし。 - 1の件ですが、実は「輪行袋を買わないで輪行箱レンタルで」にはメリットがあります。
それは「袋より丈夫な専用の箱で送れる」という事です。
言わずもがな、薄手の袋<厚手の袋<輪行箱<ハードケースの順で保護レベルが上がります。
輪行袋購入したは良いが、毎回養生に神経すり減らすなら専用の輪行箱で気楽に送るのも手です。 - 薄手の輪行袋で利用したい方は、サイクリングヤマト便1択となります。3往復まではCJ+会員の方が安く、4往復以上はJCA会員の方が安くなります。
しかし、イベント割引もある為、状況次第ではJCA会員が早期に割安になる場合もあります。イベント参加で利用される方は事前確認が吉でしょう。 - 厚手の袋、お馴染みシーコンエアロコンフォートなど所有している人も、サイクリングヤマト便がコスト的に優れてます。
- 輪行箱、ハードケース所有の方はカンガルー自転車イベント便・自転車輸送便で決まりでしょう。
コストはサイクリングヤマト便より上がりますが、車体への保護レベルはソフトケースと比べても格段に上がります。
ヤマトでは3辺合計で203cm以下の規定があるので、大半の輪行箱やハードケースは使用できないでしょう。イケるのは小径車専用ケース位でしょうかね。お手持ちの輪行箱やハードケースのサイズを確認されてから利用された方が良いでしょう。
- 輪行袋も箱も所有したくない人、そういった方はカンガルー便の配送のレンタルか、シクロエクスプレスのキット購入(使い捨てにしちゃうか)になりますが、コストで見れば2,900円と3,400円でレンタルの方が安くなります。配送料も割引があるカンガルー便の利用が良いでしょう。
結果的にはカンガルー便とヤマト便の2択になってしまいました。
輪行袋、輪行箱。ハードケース、いずれか所有している場合と、そうで無い場合、袋で送ってもOKな人、心配なので箱で送りたい人、コスト重視の人、イベント会場に直接送りたい人、色々な人の需要があると思います。
この記事でご自身の旅に一番マッチしたものが見つかると幸いです。