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ファットバイク輪行 行ってみよう日本の端シリーズ 南端・西端編

ファットバイク持って行ってみよう「日本の端っこ」シリーズ、

連載の続きとなります。

今回は「南端」と「西端」のお話です。

日本国内の東西南北端に「とりあえず行ってみた」って感じのしょうもない記事でございます。

 

事のあらすじ

2018年3月に行った八重山諸島への旅行で「日本最南端」と「日本最西端」へ行けるチャンスがあり、更にその時に「日本最北端」と「日本最東端」がある北海道に在住であった事もあり、本企画が発動した次第です。

ただ行くだけでは面白くない為、ファットバイクでも持って日本の端っこ付近をフラフラしてみようというオマケを付けた感じです。

行ったタイミングにより、序章を含めて3部構成での記事となります。

関連記事:ファットバイク輪行 行ってみよう日本の端シリーズ 序章

本当の日本の東西南北端

まずは事前情報として・・・、2018年現在定義されているのが、

最東端・・・東京都 南鳥島 北緯24°16′59″、東経153°59′11″

最西端・・・沖縄県 与那国島 24°26′58″、東経122°56′01″

最南端・・・東京都 沖ノ鳥島 20°25′31″、東経136°04′11″

最北端・・・北海道 択捉島 45°33′26″、東経148°45′08″

が正式な日本の端っこになります。

しかしながら、与那国島と択捉島以外は民間人は上陸や到達自体が不可能に近い為、今回の企画は「民間人が容易に到達できる」日本の端っこという定義にしております。

ちなみに、最南端の沖ノ鳥島なんて2つの「岩」らしいので、かなり微妙ですよね。

まぁ、国の領土的な問題から岩でも何でも良いのでしょう。

下の地図が「本当の日本東西南北端」の場所になります。

そして今回当方が行った「民間人が気軽?に行ける日本の東西南北端」はこんな感じです。

 

日本最南端の碑

沖縄県波照間島に日本最南端の碑はあります。

行き方は

  1. 沖縄県の石垣島に飛行機で行きます。
  2. 石垣島よりフェリーで行きます。

なので自転車持参だと、「飛行機輪行」と「船輪行」をクリアする事になります。

ファットバイク持参だと以下の様な準備がそれなに必要になります。

関連記事:自転車旅行 ファットバイク沖縄上陸 準備・輪行袋梱包前編

関連記事:自転車旅行 ファットバイク沖縄上陸 準備・輪行袋梱包後編

関連記事:飛行機輪行 国内線の従価料金制度のある航空会社一覧

ロードバイク持参の場合ですと、

関連記事:ロードバイク用輪行バッグ、人気おすすめランキング10選

輪行用のバックの選択肢が格段に広がりますのでお好みとお財布事情で色々選べます。

実際移動時の画像

フェリーはこんな感じの大型船もあります。

船内もだいぶ広いですが、自転車を持ち込むのはNGですね。

梱包して「手荷物状」にしてれば可能かもしれませんが、「まんま」乗せるとなると別の場所になります。

こんな感じで一応船内で波しぶきはかからないですが、他の乗客の邪魔にならない場所に置く事になります。

 

波照間島に到着

いよいよ波照間島に上陸です。

島自体が広くない為、直ぐ分かります。

サトウキビ畑やうっそうとした道を抜けて行くと…

 

とうとう到着です。

2018年3月15日、北緯24度2分59.3秒 東経123度48分18.2秒

日本の最南端です。

 

 

 

観光客が大量にいる時間帯に当たると、写真撮るのもえらい待たされます。

島内は綺麗なビーチの「ニシ浜」や幻の泡盛「泡波」の製造所&販売所があり、色んな意味で珍しいと言いますか、希少性の高い案件があります。

関連記事:自転車旅行 ファットバイク八重山諸島上陸 2日目 波照間島編

 

日本最南端の碑に行くための注意点

いくつかござます。

  • なんせ日本の端です。お金がかかります。東京からだと飛行機往復分とフェリー往復分、その他食事等々でそれなりに掛かります。
  • 天候と波問題。以前までは多少の荒波でもフェリーが出てたそうですが、怪我人が出てからは少しの荒波だと「即欠航」になります。
  • また、普通に出航してても外海に出ると「かなり揺れます」。ほぼ必ず船酔いしてる人います。弱い人は酔い止め必須。
  • 日差しが強烈です。同じ日本と思わない方が良いです。
  • 水分持参。自販機がそんな無いので、暑い時期は持参していかないと大変です。

しかしながら、島の良さを知ってしまうと注意点なんか小さい事です。

近年、台湾など海外から沢山の観光客が来ているのもうなずけます。

日本最西端の碑

日本最南端の碑に行ったなら、最西端の碑もセットで行った方が時間・費用的に合理的かと思われます。

行き方は、

  1. 石垣空港か那覇空港まで飛行機で行きます。複数便あり。
  2. 石垣空港か那覇空港から飛行機で行きます。便数が少ないです。
  3. 石垣島からフェリーで行きます。

空路で行く場合

2018年3月時点ではJAL系列のプロペラ機のみ就航している状況です。

≪石垣発≫

料金

・・・片道7,400円、往復13,000円前後

所要時間

・・・30分前後

便数

・・・1日3便(石垣空港発3便、与那国空港発3便)

≪那覇発≫

料金

・・・片道32,600円、往復39,100円前後 ※早期予約で安くなる事あり。

所要時間

・・・1時間20分前後

便数

・・・1日1便(石垣空港発1便、与那国空港発1便)

※時期によって運行状況が変動する模様。予約の際は要確認。

この様なプロペラ機で行く事になります。

機体の横の人と比較すると小さく見えますが、中はけっこう人数が乗れます。

座席数は50席ほどです。

今までの貨物室は狭かったそうですが拡大したそうで、自転車の飛行機輪行も可能ではありますが、トップシーズンなどは事前確認が必須となります。

 

フェリーで行く場合

飛行機以外もあります。

フェリーが週2便運行してます。

時刻表

≪石垣発≫ 火・金 10:00発

≪与那国発≫ 水・土 10:00発

所要時間

・・・4時間~4時間半

料金

大人 片道3,550円

乗用車 片道24,840円

運行状況

フェリーよなくに運行状況ページ

フェリーのメリットは「安さ」と「自動車やバイクなどエンジン搭載の乗り物も運搬可能」という事。

実際、明らかに観光している感のある人達が与那国島で本州のナンバーの車やバイクに乗っておりました。

デメリットとしては、「船酔い」と「所要時間」です。

色々なブログや動画などで周知ですが、かなりの揺れがあるそうで・・・、相当数の方が船酔いになるそうです。普段船酔いしない人も酔う位に強烈なのだとか。。。

もちろん波が穏やかであれば大丈夫みたいですが・・・。

あとは時間です。時間に余裕があればフェリーという選択肢もありますが、大半の方はそうでないでしょう。

また、時刻表をご覧頂ければ分かると思いますが、「日帰りは不可」となります。

 

与那国島に到着

空港を出ると直ぐ道路に看板があります。

また、今の時代はスマホのマップで見てもアリでしょう。

島の周囲は28kmほどで、起伏が激しいですがファットバイクでも余裕で回れます。

ロードバイク持参なら何周もできちゃいます。

 

日本最西端に到着

空港からファットバイクを走らせる事、5.6km

 

2018年3月18日 午後12:00

 

北緯24度26分58秒 東経122度56分01秒

 

日本の最西端に到着です。

奥には台湾が100kmちょっと先にあり、天気が良いと見えるそうな。。。

関連記事:自転車旅行 ファットバイク八重山諸島上陸 5日目 与那国島 前編

関連記事:自転車旅行 ファットバイク八重山諸島上陸 5日目 与那国島 後編

 

日本最西端の碑に行くための注意点

こちらもいくつかあります。

  • 波照間島同様、日本の端っこなので費用面がかさみます。東京からですと、飛行機⇒飛行機orフェリーの往復分と。
  • 交通の便もあり、東京からの日帰りは非常に困難と思われます。
  • 飛行機とフェリーはメリットデメリットが双方にありますので、都合に合わせて選択すると良いと思われます。
  • 飛行機、フェリー共に便数が少ないので、計画的に旅程を組まないと危険です。
  • フェリーに乗る際は、「相当な揺れ」からの「船酔い」を覚悟した方が良さそうです。
  • 気候が「熱帯雨林気候」に属す為、暑いです。(ウィキより)本当暑いです。スコールも激しいのが来ますので、雨具持参が吉でしょう。馬が放牧されている場所など雨宿りする所が無いです。
  • 石垣島に拠点を置いて日帰りも可能ですが、時間に余裕があれば1泊する方が良いでしょう。ダイビングされる方は尚更ですね。

やはりネックは金額面でしょうか。

まとめ

今回の日本の端っこ行ってみよう企画、最南端と最西端はセットで行くのが正解と感じました。

どちらも自転車を持参して問題なく到達できますし。

 

この波照間島も与那国島も他の離島同様、時間が「ゆっくり」流れてます。

当方が行った時は慌しくスケジュールを組んだせいで日帰りとなりましたが、1泊してのんびりして来ても良かったなと、後々後悔しました。

基本的に南国の情緒が好きなので、お金と時間に余裕があれば年に数回行きたいと常に思ってます。

 

まずは最南端と最西端をクリアしました。

次は北海道の最北端と最東端です。

 

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