マイプロテインのレビュー記事、今回は「L-カルニチン アミノ酸」です。
カルニチンはけっこう有名にて、聞いた事ある方も多いはず。
L カルニチンとは
日本国内のサプリメントでも有名ですね。
もっぱら耳にするのは「脂肪燃焼効果がありダイエット向きなサプリ」でしょう。
今回はもう少しだけ突っ込んで解説してみましょう。
脂肪燃焼効果のからくり
ちょっとマニアックな内容になりますので、興味無い方は飛ばしても良いかと(笑)
- 脂肪から遊離した脂肪酸をミトコンドリアに運搬するのがL カルニチンの役割
- 脂肪酸のみだとミトコンドリアに到達する事が出来ず、また脂肪へと変換され貯蔵される
- ミトコンドリアに運ばれた脂肪酸はATP回路に運ばれエネルギーに変換される
簡単に説明すると上記の様な感じです。
一昔前に、焼肉食べて筋トレすると体脂肪が減少するとテレビ番組で実験・検証してましたが、カルニチンを筆頭にアミノ酸群が脂肪燃焼に関わっていた事が後になって分かったのです。
L カルニチンの補給
実は体内でも合成されるんです。
腎臓や肝臓で合成されます。だいたい日本人では25%程度が体内合成、残りの75%が食物からの摂取となります。
よって大部分が食事からの摂取になりますが、手軽に摂取できる食物で多く含んでいるのが、「ラム肉」・「牛肉」です。
ラム肉だと100g中に190mg前後、牛肉だと130mg前後、かなり多くのカルニチンが含まれてます。
馬肉にも多いのですが、ラム肉同様普段の生活ではなかなか食べないと思います。
反面、牛肉は馴染み深く価格も手頃なので積極的に摂取できると思われます。
1日の摂取量は?
厚生省のガイドラインによると、1,000mg/1日だそうです。
多少超えてもアミノ酸なので、特に害が出るわけではないのでご安心を。
実際の実験で2,000mg/1日の摂取量を半年継続した実験では、特に健康被害は出なかったそうです。
また、医療でカルニチンを使用する時は3,000~4,000mgの量を投与する事もあります。
カルニチンの種類
実はカルニチンには「L カルニチン」以外にもう一つあります。
それが「D カルニチン」です。
L型のカルニチンには脂質代謝に関わる重要な機能がありますが、このD型のカルニチンはその機能はありません。むしろL型の脂質代謝機能を阻害するとも言われています。
さらに長期摂取をすると筋力低下も示唆されています。
このD型は一昔の化学合成法だとL型のみの精製が困難で、L型とD型が結合した状態が普通でした。
しかし、現在はよほど遅れた技術でなければL型のみの精製が可能になってます。
が、購入にあたっては聞いた事の無い様なメーカーのものは避けた方が無難です。
ダイエットに利用するなら
様々な要因が絡まってダイエットが成功するわけですが・・・、
空腹時(食事制限時)に摂取すると効果が期待できるでしょう。
理由としては、エネルギーが不足し始めると「食事を取れ」と脳が指令を出すわけですが、エネルギーを効率良く脂肪酸からミトコンドリアに運んでエネルギーが生産できていれば、空腹感は緩和される可能性が高いです。
副作用
本来心臓病の薬として研究されてきたカルニチンは、膨大な臨床実験で安全性が立証されてきました。
なので、特別重大な副作用は無いと言われていますが、以下の症状はいくつか報告・確認されている症状です。
- 就寝前に飲むと眠れなくなる人がいる(体質的に)
- 下痢・腹痛の症状
- 動脈硬化のリスク増(不確定)
上2つは体質的にいそうですね。
問題は最後の動脈硬化。
ちょっと怖い話ですが、そうなる「可能性」が示唆されているだけで、実際「どの位カルニチンを摂取したら」や「どの位の期間摂取したら」等分かってはいません。
なんで、そんな話になったかと言いますと…、
- カルニチンをエサにする体内の細菌がいるそうな。
- そして、その細菌が動脈硬化を引き起こす要因の1つの「トリメチルアミン-N-オキシド(TMAO)」という物質を放出するそうな。
- なので、カルニチン多く摂取すると、その細菌が多く(活発)になり動脈硬化のリスクが上昇する。ってロジックです。
しかしながら、
まだ動物実験の段階なのでどの位の危険性なのかは不明な状態です。
なので、どのサプリメントにも言えることですが、
「過剰摂取は避けるのが無難」でしょう。
そもそも食物から摂取できる物質にて、そこまで神経質になる必要は無いと思われます。
マイプロテインのL カルニチン
前置きが長くなりましたが、マイプロテインのL カルニチンのレビューです。
今現在の商品ページは透明のカプセル?状の粒になってます。
今回ご紹介のカルニチンはタブレット状です。
価格
まず価格は、定価で2,360円で90粒。
セールの絡みで650円位で購入出来ます。
一番下に価格推移のグラフがあります。
賞味期限
1年半位ですね。十分でしょう。
含有成分
現在販売中のモデルは1粒500mgです。
一般的な海外のL カルニチンの成分量と同じですね。
当方が購入した分は1粒1,000mgあります。
サイズ感
実はけっこう大きいんですね。
長さが約23mm。
厚みが約9mm
けっこう大きくないですか?
まぁ慣れで飲めるようになりますが。。。
実際飲んでみて
20日ほど継続して摂取してますが、体重は1kg減りました。
誤差範囲と言えばそんな量ですがね。
摂取量は朝1粒(10,00mg)摂取で1,000mg/1日の量です。
腹痛や不眠などの副作用は一切無し。
無味無臭なので苦も無く飲めます。
まとめ
運動したくない人は食事制限とセットでも効果は期待できるみたいですが、やはり体力増強、筋肉量増加し代謝を上げて太りづらい身体を作った方があとあと面倒が無いと思われます。
また、ロードバイクやマラソンなど有酸素運動をするスポーツならば、脂肪燃焼効果が上がることでしょう。
効率的にエネルギーが使えますので、タイムの短縮やダイエット効果が多少なりにも期待できるかと。
カフェインと一緒に摂りたい所ですね。
今度は冬場の三本ローラー練で効果の違いを検証してみようと思います。
以下にこのアイテムの価格推移グラフを置いておきます。直近数日の値動きと、過去最安値との位置関係が分かります。
このページをブックマークしておいて、欲しくなったらチェックしてみると良いでしょう。
今の価格が最安値にどの程度近いのかが直ぐ分かります。