ハンドプレッソを購入してからというもの、毎日頻繁にエスプレッソを飲むようになりました。
杯数にして一日5杯以上でしょうか。エスプレッソを飲むにあたり、この手軽さは反則級です。
色々なメーカーのカフェポッドを利用してみて分かった事やコスト、今後挑戦予定のメーカーの味の一覧を記事にしてみたいと思います。
エスプレッソカフェポッドとは
この記事を読んでる方は恐らくご存知かと思いますが、一応・・・。
カフェポッドとは2種類あります。
1つ目は『レギュラーコーヒーポッド』、こちらはサイズが60mm規格。一般的な普通のコーヒーです。
2つ目は『エスプレッソポッド』、こちらは少し小さくなり44mm規格。よく、ポッドの販売ページなどで「ESE」って書いてありますが、あれは【ESE=Easy Serving Espresso】って意味です。
簡単にエスプレッソが利用出来ますヨって意味でしょうか。
更に特徴を述べると・・・、
世界基準の為、外国の有名ブランドのコーヒーも同じサイズ
イリー、ラバッツァなどのトップブランドも提供しており、お手軽にイタリアのエスプレッソが楽しめます。
また、日本国内のメーカーも販売を拡大しており、多種多様なブレンド、スペシャリティコーヒーを使用したポッドも出てます。
抽出器具も世界同一規格
日本製も海外製も同一規格なので日本のカフェポッドを海外製の抽出器具で抽出できますし、その逆も可能です。
この世界規格のおかげで、特にヨーロッパでは普及が急速に進んでおりオランダでは世帯普及率が50%を超えてます。
窒素ガス充填で新鮮コーヒー
焙煎後のコーヒーは「生鮮食品」です。
鮮度が命となりますが、このポッドには窒素ガスが入っており酸素を排除している為、高い鮮度を維持してます。
なので海外から輸入しても美味しい状態で飲める訳です。
後片付けも非常に楽
構造上、コーヒーの粉が外に出ていない為、抽出後はポッドを取り出してゴミ箱にポイで終了となります。
非常に楽です。もうこれは画期的。
従来のエスプレッソマシンに粉を詰めて抽出した事がある方なら、この楽さが分かると思います。
片付けも楽ですがハンドプレッソを使って抽出すればどこでも楽にエスプレッソが楽しめます。
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現在日本で買えるカフェポッド集
せっかくなので、色々注文して色々な味を楽しんでみました。
まだ挑戦していないメーカーもありますが、近い内に制覇予定。
いずれもお手軽価格にて、お気に入りのポッドを探す為に色々購入してもそこまでの出費にはならないと思います。
気になってモヤモヤするより、ちょっとお試しで購入してみれば、「今後は買わないようにしよう・・・」や、「こりゃ美味い!」ってなるかもしれません。
レビューはネット上に沢山ありますが、味に関しては主観ですので自分で試すのが一番でしょう。
本記事は現在日本国内の通販で購入可能なカフェポッド集となります。
(その気になれば海外のアマゾンから購入する事も可能ですが・・・)
illy(イリー)
世界中で飲まれるトップブランドです。
イリーと読むのは日本で正式なイタリア語での発音はイッリです。
エスプレッソに特化しており、味は「抜群」です。
主力はダークローストと、ミディアムローストであり、コストは57~73円/1ポッド位のレンジです。
当然ながら大量パックになっているものの方が単価が下がります。
他の商品よりちょいお高いですが、その分味も伴っているので問題無いかと。。。
たまに200円/1ポッドを超える商品がありますが、これは鬼転売のぼったくり価格なのでご注意!
LAVAZZA(ラバッツア)
イタリアで圧倒的なシェアを誇るのがラバッツアです。
街角のバールから有名ホテルなどでも提供されており、最も有名なイタリアンコーヒーブランドです。
長年の焙煎技術と世界最高峰のブレンディング技術で、アメリカのシアトル系に使用されるエスプレッソとは「まるで別物」のイタリアンエスプレッソを堪能させてくれます。本当はイタリアのバールで飲んでみたいですね。実際に行って飲んだ人のコメントは「やはり本場。日本では飲めない味」との太鼓判。
商品にもよりますが、使用される豆にはアラビカ種だけでなくロブスタ種を使用してます。
アラビカ種一辺倒でなく、ロブ種を使用して味の幅を広げているところも流石という感じでしょうか。
単価は68円~80円/1ポッドあたり とイリーよりお高い相場です。
たしかに美味しいのですが、普段使いにはちときつい感じもします。
でもまぁ、お店で飲むのに比べれば破格なんですが・・・笑
Musetti(ムセッティー)
イタリアのエスプレッソロースターとして世界的に有名な企業です。
エスプレッソマシンの製造企業であるデロンギ社に提供する為、ブレンドの配合を細かく変えてデロンギのマシーンにマッチしたエスプレッソを作り出した事は有名な話です。
単価は60~85円/1ポッド位の相場ですね。ちと高いです。
アマゾン定期便等でもっと安くなる可能性はありますが。
味に関しては、上記3種がそれぞれけっこう違う味がしますので、お金に余裕のある時に全種類挑戦して欲しい所です。さすがに美味いです。
澤井珈琲
コストは38~50円/1ポッドが相場です。
先のイタリア勢に比べて格段に安くなってます。
でも味は良いです。コスパが良いですね。
やはりイタリア勢は輸入時のコストが上乗せされてしまっているのでしょうか・・・。
小川珈琲
コストは80~85円/1ポッド位です。
先の澤井珈琲とは一転、強気の価格設定となってます。
ちょっと薄いかな~と思ったらアマゾンレビューでも同じ様なコメントがあったので、そういう商品かと思います。あっさり系のエスプレッソです。
パオコーヒー
100%アラビカ種。
パオコーヒー自慢の深煎り自家焙煎コーヒー豆を使った特別なカフェポッド。
苦味がきいた香り豊かな濃厚エスプレッソが楽しめます。
後味クリアで食後の1杯にもオススメ。お口をスッキリさせてくれます。ミルクとの相性も抜群。
単価は50~85円/1ポッド位です。
お試しパックは高単価ですが、その分色々入ってますのでお試しで色んな味を探索するならもってこいです。
通常の商品は50円位になりますので、コスパ良しです。
南青山MAME'S(マメーズ)
東京にある豆売り店ですが、提供されるポッドはスペシャリティコーヒーを使用したもので、お気に入りの銘柄がある方はぜひ試したい所でしょう。
個人的にはイルガチャフェのポッドが好きです。
国内生産のため、供給までが早いので運が良いと焙煎してから間もないロットをゲットできる可能性も高いです。
単価は68~85円/1ポッドあたり です。バラエティパックは高単価傾向で、単一銘柄になると70円前後になります。
ウリであるスペシャリティコーヒーを使用したポッドですが、個人的にはイルガチャフェが一番美味しく、それ以外は単調な味に感じました。
とは言ってもそこはスペシャリティ、香り高さは抜群です。味に幅が無いだけで、特定の方向に尖がっている感じのエスプレッソが出来上がります。
UCC
コーヒーをあまり飲まない人でさえ、その企業名を聞いた事はある位有名な企業です。
自社農園を所有しており、ジャマイカのブルマン、インドネシアのマンデリン、ハワイのコナ、ちなみにブルマンの自社農園は世界初だそうです。
販売されるポッドは3種類。いずれも美味しいのですが、若干薄い気もします。粉の量が6.8gだからでしょうか。
単価は54~65円/1ポッドあたり でしょうか。総じてアマゾンが安い傾向ですが、他ショップはポイントが付くタイミングで狙えば同価格レンジまで下がると思います。味に関してはまだ未挑戦の為不明です。アマゾンレビューでは「日本の味」という意見が。なんか納得といいますか、イメージが湧きます。きっと「ザ・UCC」的な味なんでしょう。缶コーヒーも分かりやすいですもんね。
MISCELA D'ORO(ミシェラドーロ)
イタリアのシチリアにあるエスプレッソの老舗です。
単価は78~85円/1ポッド位。
けっこうお高いですね。味に関しては未挑戦にて不明です。
KIMBO(キンボ)
ベラーニがイタリア北部のロースターなら、KIMBOは南部の有名ロースター。
ナポリコーヒーとして世界中にファンを抱えてますが、地元イタリアでは800社のロースター、16万軒のカフェがありますが、小売業では堂々2位の実績を持つ人気企業です。
単価は99円~108円/1ポッド位です。
お高いです。まだ挑戦してませんが近日購入予定。
Segafredo Zanetti(セガフレード ザネッティ)
世界に600店舗以上を展開するイタリア企業です。
ブラジルに世界最大規模の自社農園を所有して自社焙煎、自社製のエスプレッソマシンで抽出、生豆の生産から抽出に至るまで徹底的に管理され商品提供にこだわりを持つ企業です。
単価は74円~90円/1ポッドあたり です。こちらも少々価格レンジが高いです、味は未挑戦にて不明。近日購入予定です。
MMC三本コーヒーC&C
コーヒー事業を中心に国内展開している企業、販売するカフェポッドは2種類あります。
両方ともコスパに優れてますが、若干タンピングが弱い感があり、味が少し薄い様に感じます。
しかしながら、よーく他のポッドと飲み比べないと分からないレベルです。
単価は30円~35円/1ポッド位で最安値レンジ。味もそれなりですが、なんせ安い。
普段がぶがぶ飲む人向けではないでしょうか。
当方も会社でがぶがぶ飲んでます(笑)
まとめ
ネット通販で簡単に購入できますが、購入の際に注意したいのが「1個あたりの単価」です。
安いので1ポッド40円位からありますが、中には1ポッドあたり200円超えのぼったくり価格もあります。
もちろん同一ブランドでもっと安いのが検索結果の近くに出るはずなので、そうそう買う事は無いと思いますが・・・。
購入前にはちょっと一手間入れて、「総額÷入り数」を電卓で叩いて単価を出してから購入する事をおすすめします。
なんせ「普段使い」する物ですから。
世界中で拡大しているこのカフェポッド、今後もラインナップは増えていくことでしょう。
ことエスプレッソに関して言えばブレンディングがキモとなります。
スペシャリティコーヒー単体のエスプレッソもありますが、やはり複数の品種をブレンドして出来上がる本来のエスプレッソの方が個人的には好きです。
エスプレッソの本場イタリアにはまだまだ優れたブランドが埋もれているでしょう(たぶん)、早く日本に輸出してくれないかな・・・。
また、日本国内の優れたロースターも沢山いらっしゃいますが、日本国内はまだまだドリップコーヒーが主役の国です。
エスプレッソが根付くまで時間は掛かりそうですが、美味しいものは必然的に流行るのも事実です。
今後も新商品にはチェックを入れてご案内できればと思います。
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