サラリーマンで搾取されるのはもう嫌だ…。

自作焙煎機のご紹介~温度計・フタ編~

今回は自作焙煎機紹介の残りの部分をご紹介します。

焙煎では重要な温度管理、温度計を支えるフタ、ドラムを支える部分の

ご紹介となります。

自作焙煎機で使用中の温度計

 

こちらになります。アマゾンで購入しました。

 

温度 デジタル マルチメーター

この手の温度計は様々なタイプがありますが、自家焙煎で使用するなら焙煎機のタイプにあったセンサーが付属しているモノが望ましいです。

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モノによっては-20度~1,000度以上まで測定出来るモノもありますが。。。

 

実際は300度位まで測定できれば全然OKなんですけどね。

 

私の使用している温度計と種類が変わっております。機能的には似た様なものです。

この手のアイテムはしょっちゅうモデルチェンジ?しているみたいで、同一アイテムは入手不可ですね。

 

この手の格安温度計は頻繁に廃盤になったりますが、1,000度位まで測定できてコードタイプの熱電対があれば基本どれでもOKです。

価格はピンキリで2,000円~30,000円とか幅広いですが、安物で十分かと。

あとは工夫次第。

 

この温度計のセンサー部を豆色チェック用のスプーン内に仕込んで、ドラム内の「室内温度」を測定してます。

こちらがスプーンです。スプーンの中央付近のネジはセンサーが抜けない様に、中でセンサーの線を絡ませてます。

 

センサー奥に何かグルグルした物がありますが、針金です。

豆がスプーンの奥に入らない様にフタをしてます。

 

元々は下の画像のステンレスパイプを購入して、グラインダで加工したのです。

 

本当はアルミパイプの方が安いのですが、耐熱温度を考えるとやはりステンレスの方が安心です。

 

ステンレスパイプ 19㎜

焙煎機次第で径のサイズは様々ですが、アルミは融点が低いのでステンレスにしておいた方が無難です。

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焙煎機のフタ

 

もう完全にお手製感満載のフタでございます。

 

 

フタの板はアルミです。ここは直接炎が当たらない為、アルミで大丈夫です。

 

何となく説明不要でも分かりそうですが、妙な出っ張りはスプーンを支える台座です。

 

 

このような感じで、センサー部はスプーンの下にあります。これで豆が直接当たらない為、ドラム室内の温度測定が可能となります。

穴はドリルで開けてます。こんなデカイ穴のドリルあるのか?ってなりますが、こんなアイテム使ってます。

まずは普通のドリルで穴開けます。

ドリルビット 金属用

金属加工するので、間違えて木工用をチョイスしない様にご注意

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お次は、その穴をこれで拡張します。高そうですが、ノーブランドなら300円とかです。

 

ステップドリル

穴を拡張するならこれで十分かと。

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長く使いたいならちゃんとした工具をオススメしますが、普段DIYしない方ならこの様な安い工具で十分かと思います。

 

 

フタを設置した画像

 

 

ちょっと分かりづらいですが、フタとドラムの隙間は数ミリで取ってます。(上から撮影した画像)

隙間を極小にした理由は、未着してしまうと異音と抵抗が無駄に出てしまい大量の豆が入れられなくなる為です。

また、カバー型にしてドラム口を覆ってしまう手もありましたが、煎りあげの際タイムロスが出るのが嫌だったから止めました。

この自作焙煎機を作成した時に最も苦労した箇所の1つです。

隙間の幅調整は、土台のネジ部にワッシャを入れたりして調整してました。

 

新たな試みの豆温度測定

 

そして、この度新規に購入した温度計で「豆温度」を測定すべく若干の改造を行います。

今まではこの様な設置で「ドラム内の空気温度」を測定してました。

構造上、直接豆にセンサーが接触しない為ドラム内の空気温度を測定出来る状態でした。

 

今回行う豆温度測定用の温度計設置

 

以前から豆温度の測定を行いたいと考えてました。

今回アマゾンで丁度良い温度計を発見したので、思い切って購入しました。

それがこちら。

デジタル温度計 K型

-50℃~1,300℃まで計測できるタイプもあります

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センサー部が30cmと長く、硬い棒状の為、豆に直接ぶつかっても変形の心配が無く温度測定が出来ると判断しました。

購入したタイプの温度範囲は-50~300度です。なんとかクリア。

フタに小さな穴をドリルで穴を開けて、センサーを通します。

通しただけだと安定しない為、「支え」の機能を作ります。

それがこちら。2点で支えれば安定します。

 

 

スプーン兼室内温度計と、豆用の温度計の位置関係です。

 

豆温度と空気温度(室内温度)の関係性

 

焙煎プロファイルを公開している焙煎屋さんのサイトを見ていただくと、どのサイトも豆温度と空気温度のグラフが公開されてます。

そして、豆温度と空気温度の推移の仕方で味が変わる事も明記されてます。

基本的に室内温度が高く、豆温度はそれより低い温度で上昇推移していきます。

1ハゼ以降に室内温度と豆温度が逆転を起こします。2ハゼもそうですが、この温度測定でも終了の目安となります。

個人で楽しむ自家焙煎でそこまでやるのもアレかと思いますが、「いかに安く」、「いかに美味しく」、「いかに楽しく」をモットーに取り組んでおります故、今回の挑戦も必然と言えばそうなるワケなんです。

 

まとめ

 

これでまた新たな指標が出来ました。

今後は室内温度、豆温度の推移を記録してプロファイルを作成してみます。

とは言っても、同じ焙煎機はそうそう無い為、ある意味この世で一つしか機能しないプロファイルになりそうです。

 

ただ、成功事例もそうですが失敗した時の温度推移などは他の方も参考になると思います。

手網焙煎からミルク缶焙煎、もうワンステップした焙煎を目指すならこの様な格安のベースを購入してカスタムしてみるのも面白いものです。

 

お金に余裕のある方はいきなりこうゆう商品を購入してもアリかと思います。↓↓↓

温度管理は完璧、排気も十分。プロが試飲用に使用する焙煎機です。アマチュアには若干オーバースペックですが・・・。

 

ディスカバリー

フジローヤル社の焙煎機。業務用レベルの機能が付いており、プロのサンプルロースター、趣味での使用など幅広く使える焙煎機。高額なのがネック。

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50万以上します。ヤフオクでも大人気でかなりの高額で取引されてます。

 

私は今まで独学(数少ない情報を元に)で焙煎をして来ました。コーヒー焙煎の世界は非常に閉ざされた世界です。

今でこそ焙煎プロファイルを公開している焙煎師さんもいますが、まだまだ個人で楽しむレベルのアマチュア向け情報が少ない世界です。

拙い文章と資料ですが、豊かなコーヒーライフの一助となれば幸いです。

 

↓↓↓以前公開した記事に、追加で画像を増やしてます。もし良かったら見てみて下さい。

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