追記記事あり。
初回6/28投稿時
今回は「丸隆 ロータリーグリル ON-04-RD」という家庭用の回転式グリルで焙煎してみます。
アマゾンレビューなどでは、本来の肉などを焼くよりコーヒー焙煎のレビューが目立っている状態。
さて、その実力は果たして。。。
丸隆 ロータリーグリル ON-04-RD で焙煎に挑戦
この機械は、125・175・200・225・250度の区分で設定ができる模様。
結論から言ってしまうと、初回の焙煎はそこそこ成功と失敗半々でした。
豆は「コロンビア・スプレモ」と「ブラジル ダ ラゴア農園」。
成功はブラジル、失敗はコロンビア。
コロンビアは焼きムラが凄い事になってしまいましたね。
とりあず当記事は「速報」的な記事で、後日味変化の継ぎ足しを行います。
以下に詳細を。
コロンビア・スプレモの焙煎
まず最初に焼いたのがコロンビア・スプレモ。
先人のブログとかはあまり参考にせず、何となく機械に設定されている温度設定と自前の温度計で焙煎。
盛大に失敗。
恐らくドラム内の「羽」の作りが問題だったかと。
豆の量
コロンビアとブラジルともに、約350g。
温度設定
最初は蒸らしを意識して、125度でスタート。
温度計は参考程度に、適当に設置。
これもセンサーがあっちこっち行ったりで、温度測定が安定しませんでした。。。
その後、何となく125度と175度の中間にしてみたり・・・。
その後、時間の経過と豆の色と温度が「一致していない」事に気が付き、200度・225度・250度をランダムで温度調整。
豆の変化
最初の焙煎なので、失敗前提で行ったため細かく豆の撮影をしてませんでしたが、ぱっと見は何となく色あいの推移は通常のガス焙煎と同じです。
縮みもしっかりしてましたし。
ただ、火力の調整が失敗していたため推移が遅くなってた可能性は大。
しかしながら、長時間加熱してわりに焼きムラが酷かったのは攪拌が上手く機能してなかったと思われます。
これは次回への課題です。
ハゼに関して
攪拌が悪くてバラつきがあったみたいで、1ハゼも長時間(2分以上)続き、2ハゼもダラダラ2分以上も。
2ハゼが長かった&ピークが不明だったので豆の色を軽く確認して煎り止めした感じです。
でも、結果的に全く焼けてない豆もあったので攪拌次第かと思いました。
これも次回以降への課題です。
焼き上がり
最初に書いてある通り、結果的には失敗。
焼きムラ全開。
長時間焙煎なので、芯残りとかは大丈夫そうですが。。。
実際色が薄い豆を割ってみましたが、中まで火が通ってましたね。
個別にピックアップしてみたら、焙煎過程で推移する豆が見事に揃ってました(笑)
焙煎時間は、32分以上かかりましたね。
味
まー、、、電子レンジ焙煎と違って見た目通りの味です。
焙煎初日なので、コロンビア・スプレモは案の定とぼけた味してますが、、、。
深煎りと浅煎りのブレンドって感じです。
ある意味斬新。
1日経過ではあまり変化が無いですが、酸味がけっこう多い感じ。
浅煎りって感じですが、深入りの味も混ざっているので不思議な感じ。
後日に期待。
香り
こちらもガス熱源よりかなり劣る感じ。
悪くは無いが、特別良いわけでも無い。
端的に言うと「弱い」です。
1日経過した時点では少し良くなってましたね。
こっちは数日様子を見てみる事にします。
ブラジル ダ ラゴア農園
最初に焼いたコロンビア・スプレモで何となく感触が掴めたので、ちょっと違ったアプローチで焼きます。
結果、コロンビア・スプレモより上手く焼けました。
温度設定
今度は設定温度一定で焼きました。
200度でずっと焼いていき、豆の色で加熱ポイントを決めてMAX温度の250度に。
豆の色は普段のガス焙煎と同じ色合いで加熱しました。
豆の変化
ブラジルは「手動」で攪拌を行いました。
豆温度が下がるので、本当はやりたくなかったのですがコロンビア・スプレモの件もあったので、手早くシャカシャカしてやりました。
お陰で順調に均等に変化していきました。
ハゼに関して
コロンビア・スプレモよりは明確な音で、かつ短時間で1ハゼが来ました。
2ハゼまで時間を取りたかったので、設定温度は175度にいったん下げました。
3分ほど時間を取って、火力は再度250度に。
しっかり2ハゼが来ましたが、こちらもピークが分かりづらい。。。
煙はそれなりに。。。
ブラジルはあまり焼き過ぎると美味しくないので、2ハゼ開始1分位で煎り止め。
排煙が簡単だったので、ハゼが激しくなった瞬間に開放。
煙で味のコントロールはし易いかもしれません。
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プロからの指南~焙煎のコツは煙で味を作るべし~
先日自家焙煎で商売されてる方からのアドバイスを少々。 排気に関してです。
焙煎時間
結果的には31分。
長いです。
もっと短時間でもいけそうですが、果たして水抜きが上手くできるものか、、、?
焼き上がり
ざるにあけて冷却してみて分かりましたが、やはりこっちもムラが凄い。。。
攪拌が甘いのか、熱源がそもそも均等に発熱してないのか。。。
コロンビア・スプレモよりはマシですが。。。
味
ブラジルは焼いて直ぐでもけっこう美味しいので、さっそく試飲してみました。
けっこう美味しいです。
深煎り過ぎてけっこう苦いですが、味は悪くないです。
焙煎初期のア〇ベル焙煎とか、手編みとか、ミルク缶より美味しいです。
香り
こちらも味同様、悪くないです。
時間の経過を楽しみにできそうな出来です。
今後の課題
いくつかありますね~。
優先順位付けるとしたら、、、
- ドラム内の攪拌羽の改造
- 温度計設置の工夫
- 熱源の発熱スピ―ドの把握
こんな感じでしょうか。
攪拌羽の改造
こんな感じでノーマル状態では1枚羽が付いてます。
これだと満遍なく攪拌ができないと思われます。
回転中に観察したら、ドラム上部と下部の豆が入れ替わる感じは無さそうでした。
温度計設置の工夫
温度計は普段ガス焙煎で使っている温度計を使ってみましたが、いかんせん設置が決まってなかったので大変でした。
後半のブラジルでは使いませんでしたし。
画像の細長い棒が温度計のセンサーです。ドラムに触れると極端に温度が上がったり、ずれたりと、安定してなかったです。
まとめ
焙煎回数とある程度の経験値が手に入るまでは、変に小手先の調整は不要かなーと思いました。
今回の焙煎はブラジルのやり方がけっこう良かったので、この路線で今後やってみます。
また温度計の設置に関しては手間をかければ豆温度も測れそうですが、べつに他の箇所でも良いかなーと思いますので、参考程度に測れる場所を模索してみます。
排気に関しては、密閉に近い状態で蒸らしができますし、ガバッと開ければ排煙ができます。
これはこれでけっこう良いです。
手網系よりは上手にできそう。
このグリル、めっちゃ売れたのか製造中止なのか、品切れが続いてますね。。。
当方もヤフオクで購入した次第です。
狙っている方は運よく在庫復活したらラッキーですね。
7/1追記
焙煎が6/27だったので、4日経過。
味の変化は。。。
コロンビア⇒変化なし。浅煎りと深煎りのブレンドっぽい路線を継続。
普段、浅煎りは全く飲まないので新鮮味あり。
浅煎りのためカフェイン多めで普段と違うテンション、また晩酌後に飲むと二日酔いにならない。
ブラジル⇒美味しくなってる。カフェとかで飲むコーヒーってイメージ。
いや、カフェより美味い。
コロンビアはホットで飲んでますが、ブラジルは深煎りなのでアイスオンリー。
うーむ、ガス焙煎とどっこいどっこいかも。
7/6追記
初回は攪拌羽根と温度管理など色々反省点がありました。
7/6、とりあえず以下2点の改善案でコロンビア・スプレモをお試し焙煎。
- 4分おきに手動で攪拌
- セラミックボールを下に敷き詰めて遠赤外線効果を狙う
こんな感じで実験的に焙煎。
結果はまーまー、見た目のムラはけっこう改善。
やはり攪拌に問題があったと思われ。
焙煎温度
250度で予熱2分
250度のまま豆投入
4分に1回攪拌
1ハゼは19分30秒付近よりダラダラ
21分付近で、一旦225度に下げ
22分付近で、250度に戻し
22分30秒付近で2ハゼ
25分煎り止め(2ハゼピーク位)
味
コロンビア・スプレモなんで、焙煎直後は味が固まってないですが、経験上何となく成功か失敗かは分かります。
結果的には「悪くない。まーまー」って感じ(笑)
特徴とはは普段のガス焙煎と比較して、「ガツンとした苦み」「香味はまだ不明」「酸味はほぼ無し」「コクはそこそこ」「少し雑味あり」。
なぜか古い記憶が蘇ってきました。
そう、アウベルで焼いた豆の味に似てるんです。
熱源全然違うんですけどね。
味は変化しますので、また数日後にこの欄に追記ます。
次回への課題
やはり攪拌羽根の設置は必要ですな。
手動で混ぜる時、どうしても豆温度が下がって焙煎に良くない感じです。
時間も伸びてしまうし。
購入時の「純正」でも何となく焙煎はできますが、やはり少しカスタムした方が良さそうですな。
温度管理は、、、どーなんだろ。。。
MAXの温度設定で25分近くかかっているので、1分あたりの上昇は心配するほどでも無い気もしますね。