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【FATBIKE】ファットバイクのタイヤの種類と性能比較、SURLY(サーリー)・前編

ファットバイク購入に際して、「実際問題、購入後に自分は何がしたいのだろう?」と考えるようになりました。

購入決定時は、雪道や悪路走行の映像を観て「すげ~」って感じでしたが、よくよく購入後の使用イメージを持たないと、どんなバイクを購入したら良いかもブレて来てしまいそうです。

今回はファットバイク最大の特徴である「タイヤ」について。この辺を学んでいけば何が出来るかだんだん分かりそうです。

量が多そうですので、複数回に分けてご紹介します。今回はSURLY(サーリー)です。

タイヤの種類は幅が狭い⇒太いモデルの順でご紹介します。

尚、ファットバイクの定義(選手権の規定)では、≪3.7インチ以上≫がファットバイクと言うカテゴリとなっております。

まずはタイヤの種類を先に・・・

タイヤの種類

グラベルタイヤ

多くのマウンテンバイクやシクロクロスなどでよく見かけるゴツゴツとしたブロックパターンのタイヤ、ファットバイクにおいても完成車に多く初期搭載されている。

悪路走行を前提に作られている為、走破性は抜群。反面舗装路で走るとブロックの抵抗が煩わしく感じてしまうことあり。

段差や路面のひび割れなどにはとても強く、パンクなどのリスクを軽減したいと思われているユーザーには強い味方になってくれます。

マッチするシーンは、舗装路以外の道。いえ、道無き道でもイケます。山・ダート・浅い川・などなど。

グラベル拡大図
(出典:モトクロスインターナショナル

 

スノータイヤ

パッと見グラベルタイヤと似てますが、ブロックの幅が広く設計されており、雪が詰まりにくく、また雪に埋もれない様に太めの幅が近年人気となってます。主に5インチクラスが人気です。

あと、凍結路面対策としてタイヤにはめ込む「ピンスパイク」もラインナップにあります。降雪地域では需要が高いです。

スノータイヤスノータイヤ拡大図
(出典:モトクロスインターナショナル

 

スリックタイヤ

上記2種と違いトレッドが平面(ツルっとしてる)為、舗装路などに相性が良いです。またファットバイク用のタイヤであれば扁平率と幅で多少の荒れた道でも問題なく乗れます。街乗りが中心のユーザーにオススメです。

スリック横図 %e3%82%b9%e3%83%aa%e3%83%83%e3%82%af%e6%8b%a1%e5%a4%a7%e5%9b%b3
(出典:モトクロスインターナショナル

 

Surly ENDOMORPH 26”x3.7”

サイズ:26”x3.7”

価格:9,000円前後(入手困難)

タイプ:クリンチャー

TPI:120 / 27

重量:1467g(120tpi) / 1422g(27tpi)

空気圧:5PSI~28PSI(ガイドラインなので、状況に応じて変更可)

EX)深雪5PSI、砂・雪8~10PSI、荒れたダート15PSI、荒れてないダート28PSI等

surly-endomorph-全体surly-endomorph-ノブsurly-endomorph-横拡大

(出典:モトクロスインターナショナル

 

Surly BLACK FLOYD TIRE 26”x3.8”

サイズ:26”x3.8”

価格:11,800円前後

タイプ:クリンチャー/スリック

TPI:60

重量:1050g

ビードシート径:559mm(幅50–65mmのリムに適合)

空気圧:18PSI~25PSI(ガイドラインなので、状況に応じて変更可)

EX)高圧なら高速巡航、低圧なら浮遊感を味わえる

特徴:山盛りのトレッドが必要じゃないときもある。ファットバイクだって、ときにはタイヤの空気圧を低くしたくない。ファットバイクだって、脚を伸ばして走りたいときがあるんだ。そこで Black Floyd の登場だ。Black Floyd を履けば、空気圧を上げて '71年型エルドラドみたいにクルージングできる。ケーシングは 65mm リムに最適にデザインされている。トレッドは、ロープロファイルの「レンガ」が狭い間隔で並んでいる。当然だが、舗装路やハードパックなコンディションが適している。これ、一輪車乗りも気にいるんじゃないかな。理想的な空気圧はどこで乗るかによるが、余計なものがないほうがいい環境では、Black Floyd が君のファットバイクをロード ウォリアーに変身させてくれる。

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(出典:モトクロスインターナショナル

 

Surly KNARD TIRE 26”x3.8”

サイズ:26”x3.8”(27/120TPI)

価格:26”x3.8”(27TPI) 8,000円前後
26”x3.8”(120TPI) 13,000円前後

タイプ:クリンチャー/グラベル

TPI:27/120

重量:26”x3.8”(27TPI)   1635g
26”x3.8”(120TPI) 1256g

ビードシート径:559mm(幅50–100mmのリムに適合)

空気圧:--

特徴:他の Knard 製品と同様のトレッドパターンで、ブロックがクモの巣状にびっしり並んで地面を掴み、用が済むまでしっかり捉えて離さない。サーリーのタイヤ、Nate や Larry と同じケーシングサイズで、製品ラインナップの中でも独特の位置にある――Nate 3.8 よりも足が速くて泥道には向かないが、Larrys や Endomorphs よりもお手頃で、Black Floyds よりは断然ダート向きだ。

knardt knard3-8y

(出典:モトクロスインターナショナル

 

Surly LARRY 26”x3.8”

サイズ:26”x3.8”

価格:8,500/14,000円前後(27tpi/120tpi)

タイプ:クリンチャー

TPI: (27/120)

重量:1250g(120tpi) / 1567g(27tpi)

ビードシート径:559mm(幅50–100mmのリムに適合)

空気圧:--

特徴:雪、砂、泥、その他の固まっていなかったり柔らかかったりするコンディションの場所で乗るためのフロントタイヤとして設計されている。一連の矢型のノブと点在する小さなドームのおかげで、トラクションとドリフトコントロールとが共存している。おおよそ65mm リム向けの設計だが、50、82、100mm リムでも高さとトラクションの特徴がそのまま生きる。

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(出典:モトクロスインターナショナル

 

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Surly BIG FAT LARRY TIRE 26”x4.7”

サイズ:26”x4.7”

価格:16,000円前後

タイプ:クリンチャー

TPI:120

重量:1467g(120tpi) / 1422g(27tpi)

ビードシート径:559mm(幅65–100mmのリムに適合)

空気圧:--

特徴:Larry トレッドを、すごくデカいケーシングに張っている。100mm リムで約 4.7" もあるんだ! つまりどういうことかって? 浮遊感、浮遊感、浮遊感だよ! トラクションもバッチリだ。Larry トレッドは、さまざまなコンディションでしっかりと路面をつかみ、快適なステアリングを提供する。トラクションと浮遊感が最大のタイヤを探しているなら、これこそがその答えだ。

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(出典:モトクロスインターナショナル

 

Surly KNARD TIRE 26”x4.8”

 

サイズ:26”x4.8”(60/120TPI)

価格:26”x4.8”(60TPI)  13,000円前後
26”x4.8”(120TPI)   15,000円前後

タイプ:クリンチャー/グラベル

2015年 秋: チューブレス対応の折りたためるビードも搭載。

TPI:60/120

重量:26”x4.8”(60TPI)   1659g
26”x4.8”(120TPI) 1506g

ビードシート径:559mm(幅50–100mmのリムに適合)*3.8

空気圧:--

特徴:Knardは合理的なタイヤだ。きつく敷き詰められた低ブロックのトレッドパターンから、完璧なトラクション比と低い転がり抵抗が生み出される。あらゆる地表面をしっかりつかみ、踏み固められた地形や整ったオフロードでソーセージなんかを運搬できる。トラクションを犠牲にすることなく、嚙み具合が少し少なめであと少しスピードが出せるタイヤが欲しいのなら、これ以上探す必要はない。Knard 4.8は、60tpiと120tpiの両方のケーシングがある。

Surly Bud 26”x4.8”

サイズ:26”x4.8”

価格:26”x4.8”   16,000円前後

タイプ:クリンチャー/グラベル

2015年 秋: チューブレス対応の折りたためるビードも搭載。

TPI:60/120

重量:1,585g

ビードシート径:559mm(幅65–100mmのリムに適合)

空気圧:--

特徴:これは Bud、フロント用の、559mm (26インチ) リム向けにデザインされた 4.8" タイヤだ。接地面が一番大きく、シェイプも一番良いのはサーリーの 100mm リム、Clown Shoe に履かせた時だが、Bud(と相棒のリアタイヤ、Lou)は最低 65mm 幅までのリムに履かせることができる。アグレッシブで泥や雪を弾くトレッドは、サイプを入れた高さ 7mm のノブが、ステアリングとブレーキングが必要とする独特の作業に理想的なパターンで並んでいるのが特徴だ。しなやかで耐久性のある 120tpi フォールディングケブラービードのケーシングは、どんな地表面にもぴったりだ。

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(出典:モトクロスインターナショナル

 

Surly Lou 26”x4.8”

 

サイズ:26”x4.8”

価格:26”x4.8”   16,000円前後

タイプ:クリンチャー/グラベル

TPI:60/120

重量:1,585g

ビードシート径:559mm(幅65–100mmのリムに適合)

空気圧:--

特徴:Louは、26 x 4.8インチのリアに特化した、Budの仲間だ。LouのトレッドはBudによく似ている。Bouに付いている丈の長いノブは木の根や岩場、濡れた地面、泥土、固まっていない地面など、人に優しくない地形を挽きつぶすように、這うように、引き裂くように進める設計だが、Louのトレッドパターンは少し違う。ブレーキと加速の両方の安定性を考慮して作られているんだ。Louのケーシングは、耐久性があり壁面が薄い120tpiで、地表面の形状によく順応する。そして折りたたみケブラービードだ。

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(出典:Surly

 

けっこう種類はありますね~。用途に合わせたモデルがしっかりあります。昨年辺りから大手が参入して来てますので、まだまだ続々とラインナップが増えて行くと思われます。

では続編をご期待ください♪

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