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焙煎

コーヒー焙煎 生豆の水洗い焙煎についてもう一度考える

久しぶりの水洗い焙煎。

通常焙煎→水洗い→通常→水洗いと、年単位で変えてみて味の違いはもちろん色々気がついた事、

つらつらと書きたいと思います。

4年ぶりの水洗い焙煎の経緯

ほんと久しぶりです。

過去記事にある様に以前は水洗い焙煎オンリーでやってましたが、最近は水洗いが面倒になって通常焙煎でやってました。

賃貸物件にて1階バルコニーでのんびり焼いていた感じでした。

 

 

しかし、とある事情から水洗い焙煎を復活「せざる得ない」状況に。

 

そう、

とうとう近隣部屋から苦情が出ました(笑)

 

以前までは昼間働いている人達ばかりだったので、普通に日中焙煎しても誰もいないので問題無かったんですが、今は専業主婦の方や休日が不規則なサラリーマンなどが入居している状態。

そりゃまぁ、バルコニーであんなモクモク煙出せば苦情も出ますわな。。。

一応、投函された注意書きには「バルコニーなどでのバーベキュー・喫煙は禁止」と。

恐らくですが、焙煎機を見た人がBBQグリルと勘違いした可能性が高いかと。

 

一度、日中焙煎時に隣の住人がバルコニーで喫煙している時に見られてはいますが、その人が苦情出したかどうかは不明。

その人もタバコ吸えなくなっているワケだし。。。

いや、勢いで通報したら自爆した可能性もあるな。

全部の部屋に投函されると、誰が犯人で誰が通報者か分かんないから疑心暗鬼になりますよね。

 

と、まぁ賃貸ではこんなトラブルに発展するので、青空焙煎はなかなか難しい問題です。

賃貸物件にお住まいの方はご注意。

 

で、結局室内で焙煎することにした感じです。

室内焙煎するなら、やはり煙は少ないほど良いので必然的に水洗い焙煎になるってワケです。

久々の水洗い焙煎の感想

ずっとノーマル焙煎にてすっかり味を忘れてましたが、飲んでみると思い出すものですね。

水洗い焙煎

  • スッキリした味
  • ごくごく飲めるコーヒー
  • キレが良い
  • 雑味が少ない
  • 味の線が細いイメージ
  • 不良豆の発見が容易

かなり抽象的ですが。。。

水洗い焙煎に否定的な方の捉え方で表現すると、

  • 味が薄い
  • 味の幅が狭まった

ってところでしょうか。

味の濃さ

濃さに関しては、確かに薄くなっていると思います。

更に言うなら同じ濃さにするために豆の量を増やして抽出しても、同じ様な濃さにはなりません。

そもそも成分が違う可能性が高いからです。

水洗いによって、成分が流れ出てしまっていると主張する意見もありますが、事実は不明。

味の幅

これもノーマル焙煎に比べて狭まった感じもあります。

しかしながら、別の見方をすれば「余計な物がそぎ落とされた」と表現しても良いと思います。

ノーマル焙煎が脂肪が乗ったプロレスラー体形、水洗い焙煎が脂肪が削ぎ落とされたプロボクサー体形って表現なら分かりやすいかな?

味のキレ

個人的にはこれが味の好みの中で一番重要ポイントだと思います。

1ハゼ・2ハゼ時の煙コントロールでキレ具合を調整できますが、水洗い焙煎だと簡単にできてしまいます。

よほど煙を長時間・大量に絡ませなければキレの悪い状態にはならないと思います。

不良豆の発見が用意

水洗い焙煎をやった事ある人なら分かると思いますが、チャフがふやけて取れる事によって豆の状態が鮮明に分かります。

蛍光色のカビが生えた豆もチャフ無し・水分付着で鮮明に浮き出て見えます。

これは乾燥状態ではけっこう見落としてしまうんですよね。

ふと思ったのが、水洗い焙煎がスッキリ綺麗な味になる要因の一つが、この不良豆を高い確率で除去できているからかな?

なんて詮索したり。

温水で洗った時の画像

こちらが温水に軽く浸けた時の水の具合。

 

・・・土汚れなのか?

果肉の残りの色なのか?

それとも中身の成分なのか?

この水の分析を行っている研究機関とか無いのかな〜?

ぜひ成分を知りたいものです。

豆の表面に付いている物

そう、水洗い焙煎で一番の注目点と言えば、「洗浄時に成分が流れ落ちてしまう」論争が一般的かと。

確かにそれは感じますね。

良いか悪いかは別として、焙煎後の味わいは「別物」になってしまいますから。

ちなみに、あまりその手の研究結果とか見たことないので、最近噂のチャットGPTに質問してみました。

だそうです。

そう、基本的には未洗浄が推奨されているみたいです。

(あくまでもチャットGPTの回答で)

で、気になるのが土汚れとか、その他の異物って単語。

200度以上の温度で焙煎するので、菌などは大丈夫でしょうけど土汚れ・埃とか気になるな〜。

線の細くなった味の対策

今回はコロンビアスプレモを水洗い焙煎した感想でしたが、確かに「薄い」「線の細い」といったマイナス的な味わいになったのは事実です。

しかしながら「キレの良い」といったプラス側面もあるので、一概に駄目だと判断してしまうのも勿体無いです。

であれば、何らかの対策や攻略をしてみてより良くできないものか?

と考えたのが、「ブレンド」です。

ブレンドで味の幅を増やしてあげれば線の細くなった味も太く?なれるのでは?と思った次第です。

ブレンドにする豆

最近はコロンビアスプレモとブラジル ダ ラゴア農園の2種を楽天のたかおマーケットで買ってましたので、とりあえずこの2種のブレンド。

実は通常焙煎で上記を1対1でブレンドするとかなり美味しいってレシピには気づいていたので、これで比較したいと思います。

更に豆の種類増やせば味の幅は広がりそうですがね。

さて、実際の味の変化は・・・?

 

多少マシになりますwww

 

たぶんですが、複数の豆でしっかりブレンドしたら、キレの良く味に幅のあるコーヒーができると思います。

 

まとめ

この焙煎方法は賛否ありますが、個人的にサラッとしたコーヒーが普段使いで好きなので、「アリ」としてます。

商売としてやっている所もちらほら。

有名店だと、福岡の「珈琲美美」。

こちらは50度のお湯で3回洗って、一晩寝かす手法。

焙煎機は富士ローヤルの半直火半熱風。

そう考えると、しっかり水洗系の焙煎も極めれば伝説のお店と言われるレベルのコーヒーにもなり得るってことですよね。

 

50度洗いと言えば、、、

そう野菜を洗う「ヒートショック」で有名ですよね。

保存や味の向上だけでなく、農薬もかなり落ちるそうな。

生豆(モカ)の農薬問題も昔騒ぎになりましたよね。

よくよく考えたら50度洗い焙煎は1回洗浄して直ぐ焙煎した事しかなく、珈琲美美の手法は真似たことが無かったです。

出し惜しみなく焙煎手法を公開してくれてますので、1回位は完コピしてみないと。。。

そんなこんなで次回は50度お湯洗い焙煎やりますので、お楽しみに。

 

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