結局、破壊して取り出したファットバイクのクランク。
新しいクランクを入手して取り付けた記事となります。
今回入手したクランクと部品は、それぞれイギリス・アメリカから取り寄せました。
便利な時代になったものです。
ETHIRTEENのクランク購入
はい、結局同じクランク買いましたよ。
せっかくだから、他メーカー製のすれば良いじゃんって声が聞こえてきそうですが…。
理由もちゃんとあり、個人的にはまぁ良かったかな。という感じ。
今回の件で、せっかくなのでクランクを変えてみようとも思いましたが…。
ざっくり検索してみても、安くて25,000円(チェーンリング無しで)
チェーンリング付きで35,000円位。
ちなみにカーボンじゃないですよ。。。
カーボンだと50,000円レベルです。。。
コロナ騒動で夏のボーナスが絶望的になってしまった昨今、高価なパーツには手が出ません。
そもそもファット用のってモノがマニアックなのでタマ数が少ないと。
そして、そもそもけっこう割高。。。
というワケで、「イーベイ」で物色。
この手のアイテムは日本のメルカリやヤフオクでは滅多に出てくる代物ではありませんし。
あるじゃないですか。
同じモデルが。
はやり、ニッチかつ過去モデルにて安い。
新品なのに完全に処分価格っぽいです。
全世界を相手にしているイーベイでこの値段って事は、、、超絶人気無いのね(笑)
ぱっと見は12,000円弱位。
イーベイ・セカイモン初利用
今回初のイーベイ利用って事で、万が一トラブルに遭遇すると外国人相手なので面倒なので・・・。
セカイモンで利用してみる事に。
セカイモンは英語が苦手な日本人の為の、仲介業者?的な会社です。
詳細知りたい方は、こちらの公式ページで
手数料は、5,337円以上購入だと購入額の15%、それ以下なら800円。
これが高いか、安いかは人それぞれですが。。。
個人的にはトラブった際の手間を考えると妥当な金額と思います。
まー、トラブル対応以外にもサービスありますので。
購入したクランクと料金
ドルレートと混同してしまうと、金額見た瞬間ポンドレートはちょっと焦りますよね(笑)
関税は無かったのですが、国際送料は「がっつり」かかりました。
一応、事前に送料をある程度確認してましたが、やはりびっくりする価格でした。
そう考えるとWiggleやCEC、PBKが送料無料で商売してるのって、かなり凄い事です。
この赤丸が送料・・・
送料目安表は こちら
高い・・・。
先日スペインのBikeInnから購入した時は800円くらいでしたがサイズが大きいって事を考慮してもかなり高額。
開封してみると
こんな感じです。
ん?クランクスパイダーを外す工具が無い・・・。セットじゃないのか?
イーベイの販売ページを見返してみると、・・・無いですな。
グリスが少しはみ出ているので、グリスアップは大丈夫そうですが不安なので自分でグリスを入れたい気分。
固定しているこの部分を外す工具は・・・、日本の通販で手に入るかな?
・・・無い。
ヤフオクにも無い。
やはりマニアックな部品の模様。
色々探してみた結果、『アメリカアマゾン』にありました・・・汗
「はぁ・・・」とため息ついてポチっと。
でもよく考えると、便利な時代になりました。
ひと昔前なら、自転車ショップが色々代理店とかに掛け合ったりして、結果「入手できません」という回答が普通だったのに。
今は個人が世界中から検索&購入が可能なんですもん。
んで、注文から6日で納品。
かなり早い。
アリエクスプレスで中国から自転車用品買った時なんざ、1ヵ月位かかりましたが。。。
黒いプラスチックのはスペーサーでしょうか?
ちなみに
モノが18ドルちょっと、送料が15ドルちょっと。
合計すると3,700円ちょっと。
高いっちゃ高いんですが、アメリカからの取り寄せと思えば・・・。
まぁ妥当かなと。
クランクスパイダーの取り外し
前回破壊して取り出した時に気がついたのですが、クランクアームの接続部にグリス自体はけっこうしっかり塗布されていた感じなんですよね。
って事は・・・、クランクの構造自体が問題ありそうな気もしますが・・・。
ちなみに、クランクスパイダーを緩めるために必要な専用アダプターは「36㎜」幅です。
自宅にあったモンキーだと微妙に入らない感じでしたね。
回し方は色々ありそうでが、一番簡単かつ確実なのが万力にアダプターを固定して回す方法。
がっちり固定できて回せそうです。
万力持っている人はこれでOK。
今回当方はこんな感じで緩めました。
ちなみにこのクランクスパイダー、日本のアマゾンで38,000円位で売ってました。
3,800円の見間違いかと思いましたが、たしかに38,000円。
恐ろしく高い・・・。
ばらしてグリスアップしていよいよ設置です。
締め込みのトルクが記載が無いのでググってみます。
ethirteeのHPでは最新のクランク情報しかないですが、そこでは40~48ニュートンで締め込むみたいですね。
トルクレンチとソケットアダプター
手持ちのトルクレンチは2種類、一つはアマゾンで昔購入した24Nmまでのやつ、もう一つがKTCのデジラチェ。
こっちがアマゾンの格安トルクレンチ。
小さいトルク指定の箇所に最適です。ステムとかですね。
んで、こっちがKTCのデジラチェ。
ちょっと古いタイプ。
測定範囲は12~60Nm。
自転車の指定トルクはせいぜい50Nm位までなので十分カバーできます。
上下のトルクレンチはソケット角のサイズが違うため、上の8㎜サイズのソケットでクランクアームを締め込みしたかったのですが、アダプターが無いと出来ないと。
んで、アマゾンでポチったのがこれ。
今回は9.5㎜⇒6.35㎜に変換するアダプターが必要です。
これでようやく締め込む事ができます。
トルクレンチに関しては、メンテナンスは全てショップ任せでバラす事が無いのなら購入の必要はありません。
しかし、自分でバラす事があるなら持っていた方が良いです。
力加減はショップのプロや相当慣れた人でないとミスる可能性が大だからです。
そんな特殊能力が自分にあるなんて錯覚は禁物です。
初心者の人ほど重要な気がします。
カーボンパーツなんて締めすぎると割れますしね。。。割っちゃった日には目もあてられません。
トルクレンチの価格の数倍の出費が出ちゃいますよ。
完成
とりあえず完成しました。
チェーンラインも特に調整無し。
ま、同じクランク使っているので当然ですが・・・。
今回かかった費用の概算
いや~~~~、今回は勉強させてもらいました。
時間も費用もかかりました。
2月末に石垣島から戻った後に、クランクのメンテをしようとしてトラブルになったので、結果的には3ヵ月弱時間がかかりましたね。
費用に関しては、ギアリムーバーや金ノコギリなど、パーツ代と合わせると25,000円位かかりましたね。
クランクセットを別メーカーにしたら恐らく35,000円以上でしたので、安く収まったと言えばそうなりますね。
次のクランクのメンテはいつになるか分からないですが、イーサーティーンの純正のクランク外しアイテムを今のうちに入手しておいた方が良さそうです。
海外のブログとか見ても、イーサーティーンのクランク外し工具は品薄的な感じです。
やはり規格が良くなく、モデルチェンジが進んでいる感じですね。
完全に市場から工具が消える前にGETしておかねば。。。
どなたか使わなくなったモノあれば譲ってくださーい。