以前よりちょくちょくご紹介してたファットバイク用のEvoc Bike Travel Bag XL…
飛行機輪行用としてPBKより購入しちゃいました。
またマニアックなアイテム購入してしまった…(笑)
さっそく使用感などレビューしたいと思います。
イーボック バイクトラベルバッグ XL Evoc Bike Travel Bag XL
以前からけっこう記事にしてますが、簡単にあらためてご紹介。
「XL」という文字が表す様に、ファットバイクやプラス規格の設計されたMTB系のバイクバッグです。
しかし、実はロードなどのタイヤも問題無く収納できる(らしい)
大は小を兼ねる。正にこれ。
検証してみたいのですがロードを処分してしまったので、ピストでしか確認はできませんがだいたいサイズは同じ位なので感じは掴めますね。
ファットバイク以外でロードなど所有されている方で、飛行機輪行を計画されている方は必見では?!
外観と機能
改めてサイズなど。
サイズ
- サイズ:横143×縦84×マチ42cm
- 容量:320L
- 重量:9.6kg
- 色:オリーブ
- 価格:43,799円(2020年1月3日購入時)+関税4,400(諸々合計の額)
- 収納可能タイヤサイズ:3.5インチ幅までなら26~29インチが可能、4.8インチ幅なら26インチ。
- ホイールベースは125cmまで
機能性は沢山ありますが、大きなポイントは以下。
機能ポイント
- タイヤは両サイドに収納
- バッグには工具などを収納できるポケットがある。3か所
- ブレーキローターは装着したまま収納可能
- ディスクブレーキを保護する構造もあり
- ハンドルは外す必要あり
- 780㎜以上のハンドルは、垂直に収納が困難
購入前に考慮すべきポイントをいくつか。
考慮すべきポイント
- 自分のバイクがホイールベース125㎝以下である事
- バイクの重量、だいたいファットバイクだと合計20㎏超え
- 価格(けっこう高い)
- 輪行先で保管する場所があるか
- 自宅で保管する場所あるか
内部のサイズや保護のコンセプトイラストなどは、以下のページにて。
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【FATBIKE】要注目!EVOCからファットバイク用輪行バッグが登場
何かと規格外なファットなバイク。 輪行する際も選択肢が限られており、不便&養生に過剰な心配をしながら輪行を楽しんでいる方が大半ではないでしょうか。 今回、ドイツのメーカー「EVOC」よりファットバイク ...
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実際の収納画像
実際に収納してみた画像などです。
組み立てから、バイクの収納まで。
2種類のタイヤ、4.8インチと4.0インチで検証してみました。
納品直後
まず、納品直後の状態はこんな感じ。
シーコンエアロコンフォート2.0みたいに丸める事が可能です。
しかしながら、空港などに設置されているコインロッカーは特大サイズでも115㎝程度なので、この辺はご注意。
厳密に言うと、「納品直後は自立しない」が正解です。
付属の「芯」を入れていかないと、ふにゃっとなってしまいます。
付属品
一応掲載しておきますね。
①白いのが「芯」です。
②タグ
③英語の説明書
④左の黒いが「ハンドルバープロテクション」
⑤右のが「バイクブロック」画像の上部分にBB乗せて、中央付近の溝にチェーンを乗せます。
芯を入れて自立させる
最初に行うのがこれ。
取説は英語ですが、イラスト入りなので英語さっぱりでも普通に分かります。
あんまり要らないかもしれませんが、取説画像載せておきますね。
では設置を。
外側は4本の細い芯を入れます。
ホイール入れる箇所は、「パイプ状」の芯を入れます。
これは厚みを出す事でブレーキローターを保護する為です。
そして、全部芯を入れて自立させてみます。
実際のファットバイク収納
では実際に収納してみましょう。
あ、、、何か微妙に固定方法間違えてる・・・。
イラスト見ないで固定したらこの様です。。。
こっちが正解
フロント部です。
勘の良い方は直ぐ分かったと思いますが。。。
ハンドルが長いとご覧の通り上部ギリギリになります。
また、あまりに長いとケースが変形してしまい、他の収納部分に影響が出てしまいそうです。
だいたい目安では780㎜の長さ以上になってくると、画像の様に「垂直」に収納が困難になりそうです。
あと、ケーブル類の長さも関係してきますね。
今度はリア部
こちらもやはり懸念点があります。リアディレイラーは付けたまま収納できますが、ギリギリの距離です。
たぶん本番の飛行機輪行時は外した方が精神衛生上良いと思います。
ちなみに、フレームを乗せている「バイクボックス」は裏面がマジックテープになっていてズレる事はありません。
タイヤ・ホイール収納
皆さんが一番気になる箇所でしょう。
まずは、片面に収納した画像。タイヤサイズは4.8インチのタイヤで、空気圧はパンパンです。
収納しているタイヤはリアです。なので、カセット部が内側に来てます。
横からの圧力が掛かると大丈夫なのか?の心配は、、、恐らく大丈夫そうです。
理由は、カセット部を受ける部分にけっこう厚めのパッドが入っているためです。
高圧の4.8インチを収納する時は、かなりぴっちり入れないと入りません。
4.0インチになると、アバウトに入れても簡単に入ります。
画像は4.8インチタイヤ。
タイヤ収納部の奥行は・・・10㎝あります。
ディスクローターの状態。
一応海外のレビューだと「問題無いが、心配性な人は外した方が良いかも」との事。
全て収納したあとの状態
まずは4.8インチタイヤ収納した状態
お次は4.0インチ
やはり4.8インチだと許容範囲ギリギリのサイズにて、パンパンです。
空気をちょっと抜くか、4.0インチで行くか。
迷う所でしょう。
他のイーボック製品と比較
日本国内ではイーボック製品使っている人はちょいちょい見かけますが、他のラインナップと比較してみましょう。
evocの公式サイトからの情報を色々比較してみると、
- 定価比較で、Pro>XL>通常の。76,139円>59,202円>55,199円(PBKにて)
- 内容量は、XL>Pro>通常の。320L>310L>285L
- 最大ホイールベースは、Pro>通常の>XL。130㎝>126㎝>125㎝
- 重量は、Pro>XL>通常の。10㎏>9.6㎏>9.1㎏
まずは一番お手頃でかつオーソドックスなこちら
Evoc バイクトラベルバッグ 280L
仕様書(公式HPより)
285L、9,100 g、138 x 39 x 85 cm(内側130 x 27 x 80 cm)
折りたたみ式:136 x 39 x 25 cm
最大ホイールベース:126 cm
続いてPro、一応最上位モデルです。
Evoc Bike Travel Bag Pro
仕様書(公式HPより)
310L、10.000g(クリップオンホイール+バイクスタンドを含む)、147 x 36 x 85 cm(内部136 x 27 x 80 cm)
折りたたみ可能:147 x 36 x 22 cm
最大ホイールベース:130 cm
実際の評判
海外のブログでも、4回分、合計80時間ほどの飛行機輪行を行った人のレビューでも問題無く輪行出来た模様。
アメリカアマゾンでも取り扱いがありますが、評価は「5つ星」ですね。
飛行機輪行でバイクの扱いが「超乱暴な海外の航空会社」でも問題無く使用できているのは驚きですな。
ちなみに、このレビューを書いた方は「空港職員が運搬時に、私のバイクを一気にぶん投げるのを目撃した。この時は30㎏以上のパッキングになっており、このフライトで徹底的にキャリーハンドルとサイドサポートの対衝撃実験が行えた」と、皮肉交じりにレビューしてました。
あとは、203㎜のブレーキローターを設置したままのパッキングでも、特に問題無かったそうです。心配な人は外した方が良いのでしょうけど。
これはかなり優秀だと思われますね。
一応、そのレビュー記事とアメリカアマゾンのレビューページ貼っておきます。英語ですが、翻訳すれば何とか意味は分かります。
BIKE MAG Tested: Evoc Bike Travel Bag XL
アメリカアマゾン、イーボック バイクトラベルバッグ レビュー
関税について
今回のショッピングでは合計4,400円かかりましたね。
購入額から課税対象額がよく分からん。。。
まとめ
このEvoc Bike Travel Bag XL(イーボック バイク トラベルバッグ XL)は、市場価格44,000円位で販売されてます。
海外通販サイトですが。
ファットバイクやプラス規格用のニッチなアイテムですが、保護力や収納時の手間軽減は価格以上の価値があると思います。
実際、当方は過去の飛行機輪行で「オーストリッチ(OSTRICH) 超速FIVE輪行袋 ストロンガー 」で行いましたが、扱いが丁寧な国内線でもヒヤリとした経験があります。
一番はバイクの保護、次は輪行時の梱包の手間。
この2つが輪行「袋」と大きく違います。
価格は4倍位しますが。
ウン十万円するバイクの破損は色んな意味でダメージが大きいですからね~。
(とは言え、絶対という保証はないのですが)
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価格は安くはありませんが…、飛行機輪行、特に海外まで持って行く方は、これ以外に選択肢は無いんじゃないかなーと思います。
日本のアマゾンでは、転売品が11万円と冗談みたいな値段で売ってますが、海外通販サイトなら48,000円位ですね(関税込み)
ファットバイクが入るという特殊性を考えると個人的にはアリかと思います。
北海道へスノーライドしに行くとか、沖縄のビーチライドに、などなど旅行好きな人には選択肢の一つでしょう。
オーストリッチの輪行袋でも厳重に梱包すれば「それなり」に養生できますが、手間と危険性を考慮すれば選択肢には入らないと思います。
さて…、あとは2月末に飛行機輪行しますので、そこで実際の使用感など記事に出来ればと思います。
合わせて、ファットバイク以外の自転車の収納なども行ってみようと思います。