久々登場、番外編です。
今回は2015年に購入したパナソニックNP-TR8、食洗機のドアエラーDIY対応のお話です。
パナソニック製の食洗器ではけっこう多発しているトラブルにて、参考になれば幸いです。
お決まりですが、やるなら「自己責任」でお願いします。
パナソニック NP-TR8 ドアエラーの原因
購入は2015年、今年5年目に突入した我が家の食洗機・・・、半年位前から「ドア開放エラー」が頻発するといったトラブルが。。。
ネットで調べてみると、けっこうな割合で皆さんのお宅でも発生しているみたいですね。
原因は「左右にあるドアセンサーの接触不良」です。
DIYでいけるのか?
これまたネットで調べると、色々な対応方法があります。
センサーを殺してしまうとか、センサーの遊びを無くしてしまうとか。
当方が採用したのは、「センサーの遊びを無くす」という手段。
結果を言ってしまうと、「簡単にできちゃいます」
そうですね・・・、難易度的にはプラモデルが作れるレベルの技術があれば可能です。
パナソニック NP-TR8 ドアセンサーのメンテナンス
恐らく、そもそもの作りが甘いのかなーと思います。
それか、「何か狙いがあって」の設計なのか・・・。
バラしてみると、センサーの遊びが大きいんです。
では順を追って解説してみましょう。
センサー対策までの流れ
- 操作パネルを外す
- 外側のカバーを外す
- 両サイドにあるドアセンサーのチェック
- チェックからの、対策
- カバー・パネルの順に元に戻す
操作パネル・周囲のカバー外し
最初のステップは操作パネル外し。
ネジは場所によって種類が違うので、メモ書いて保管したほうが良いですね。
下の画像の赤丸ネジがパネルを留めているネジです。
※緑は周囲のカバーのネジとなります。
底に留まっているネジですヨ。
左下の画像。
中央~右側少しの画像。緑丸のネジが写ってません(汗)
操作パネルは下にネジが「3本」あるのでそれを外し、上に押しながら手前に引っ張ると簡単に外れます。
パネルの上部に出っ張りがあります。
無理に引っ張るとこれが割れます。
次に周囲のカバーを外しますが・・・。
あ、ネジ自体は前面が「8本(内2本は操作パネル下の隠れてます)」、下部に「2本」(先ほどの緑丸)、背面に「6本」あります。
更に、上部・下部にフック状の出っ張りがあるので、上手く外す必要があります。
手探りでやると破損する可能性がありますが、事前に仕組み知っていれば楽勝です。
このネジは操作パネルを外さないと見えません。
これが周囲カバーの両サイドの下部分。
出っ張り(突起状)と穴がはまってるので、無理やり外すと破損します。
これが両サイドの上部、ご覧の通り「フック状」になっていますので、これも無理やりは注意!
※画像は向かって左側上部。
更に、この上部には、もう一つフックがあります。
場所は開口部側ですね。
ここはマイナスドライバーみたいなもので、簡単に変形できます。
※画像は扉に向かって右側上部側面
最後は背面の上部。
まー、これは単純なので特に説明不要かと。
あと、外側のカバーは鋭利なので手を切らない様にご注意。
さらに鉄製で変形しやすいので、、これまた注意。
ただ、鉄板なので変形しやすい特性を利用して「少し歪ませて」カバーを取り外す事になりますので、覚えておくと便利です。
戻す時も簡単に戻ります。
これらを全部外すと、こんな絵面になります。
ドアセンサー対策
ドアセンサーには、こんな白いカバーがあります。
この下にセンサーがあります。
外すと、こんな黒いセンサーが出てきます。
調べてみると、パナソニック製の食洗機はこのタイプのセンサーを多用しているみたいですね。
で、ドアセンサー異常が出る原因がこちら。
分かりづらい動画ですいません。
指でちょんちょんすると、カチカチ音が出ます。
ドアは開いている動画ですが、この部分の「遊び」が犯人です。
ドアを閉めた後でも、センサー部の「遊び」が大きいんです。
この遊びが微妙な誤差を生み出してエラーを発生させるみたいですね。
センサーに当たる部分を取り外してみるとこんな感じ。
対策としては、「遊び」を狭くする。
これが今回の対策。
んで、今回はガムテープを3周巻いてみました。
2周でも良かったかも。
ガムテープの劣化が心配であれば、他の劣化が少ない物で代用してOKです。
防水・気密という点で以下の様なテープはわりと良いでしょう。
要は「厚み」を出せれば何で良いのです。
これを両サイド分対策します。
軽く動画も撮ってみました。
遊びが全く無くなってます。
オススメしない手法
今回の記事で、エラーの原理をご紹介しました。
勘の良い方だと、「なら分解しないでドアのフック部に盛りを付けてセンサーをより押せる加工すれば良いのでは?」という発想になると思います。
実はコレ、以前やったのですが。。。
直ぐダメになりました。
エポキシ樹脂などで数回重ね塗りして加工できますが、手間の割に直ぐに取れてしまいます。
似た様な路線だと金属をフックにネジなどで固定してしまう手法なら「アリ」ですが、手間と時間がかかります。。。
あと、単純に扉をガムテなどで固定する方法も考えられますが、これも手間とコストが永遠にかかる事になります。
なので、今回ご紹介した方法が現状で一番確実で低コストな手法となる訳です。
まとめ
今回の対策で全くエラーは出なくなりました。
状況によってはセンサー自体が故障している事も想定されますね。
センサー自体は「オムロン d3v-01-3c23」というモデルで、モノタロウで売っている模様。200円もしないみたいなのでセンサー故障が疑わしい時は購入してみてもアリでしょう。
今回のDIYは非常に簡単なので、プラモデルが作れるレベルの人なら恐らく問題無く出来ると思います。
しかし、行うならくれぐれも「自己責任」でお願いします。
なんかバラすとパナソニックの保証とか受けられないとの噂もありますので。
あと5年は使って、新型に変えよっと。
現行の食洗器はずいぶんパワーアップしてますね~。
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