『コーヒー豆は生鮮食品である!』
と、声高に馴染みのコーヒー屋のオヤジさんは言う。
以前は「何のこっちゃ?」と首をかしげてた。
でも自分で焙煎するようになり、その意味が分かってきました。
そこでコーヒー豆の消費期限について!
豆の状態での賞味期限
- 常温で2週間程度。
- 冷蔵保存で1ヶ月程度。
- 冷凍保存で2ヶ月程度。
- 生豆は数年~数十年
粉の状態での賞味期限
- 常温で3日程度
- 冷蔵庫で10日程度
- 冷凍庫で3週間程度
だいたいこんな感じです。
意外でしょう。粉で常温保管が3日なんて・・・。
まぁ、多少過ぎても全然飲めるんですけどね。
香りが極端に落ちたり、気温が高いと酸化して
酸っぱくなってたりと。そういった弊害が出てきますが。
コーヒー豆(焙煎後の豆)の大敵は
①温度
②酸素
③水分
④光
が劣化を早める最大の要因です。
あと、粉と豆で違いが出るのは、「表面積」の違いです。
粉にすると表面積の絶対値が大きくなる為、
酸素にさらされる面積が増えますので、当然劣化も早くなると。
ん?
そう考えるとスーパーなどの棚に乗ってる豆って・・・。
はい、言わずもがなです。。。
自家焙煎の豆屋さんで購入した豆と飲み比べてみれば
すぐ違いに気が付くでしょう。
はい、コーヒー豆は生鮮食品なんです。
コーヒー苦手な人のあるある
「酸っぱいコーヒーは苦手~」
「コーヒー飲むと胸焼けする」
などなど、本当に体質に合わない人以外はたいてい
「鮮度が古く酸化した」コーヒーを飲んでいる可能性が高いです。
本当に酸味のあるコーヒーは爽やかな酸味です。
あ、余談ですが真冬の寒い所で酸味のある浅煎りコーヒーは美味しく感じます。
世界でコーヒー消費量が多い北欧諸国はだいたい「酸味系のコーヒー」です。
さて、保管に関しては温度が低くなればなるほど良く、光を遮り
酸素を遮り水気のない所の保管が良いです。
ただ、冷蔵庫から頻繁に出し入れする場合は
一概に冷蔵庫・冷凍庫保管が良いかと言えばそうでも無いです。
理由としては、「結露」です。冷たい状態で常温にさらすと
水滴が豆に付きます。これが劣化を早める原因に。
あと、冷たい状態の豆は若干香りが少ないのです。
常温に戻してあげると香りも戻ります。
なので、毎日ガンガン飲む人は常温保存でもOKと。
当然数日で飲みきれる量が前提です。
最後に「生豆」
まぁ・・・、普通の人は全く見た事もないでしょう。
豆と言いますが、本当は種子なんです。
なので、種です。まんま種。
この生豆は保存が効きます。
数年から数十年と。
保存期間によって、呼び名が変わるのも面白い所。
ニュークロップからオールドクロップと色々あります。
この辺はいずれ詳しくご紹介しましょう。