本日焙煎したのは、
「ブラジル サントス」
「インドネシア セレベスアラビカ(トラジャ)」
「コロンビア クレオパトラ」
「ガテマラ サンマルコス」
でした。ざっくりとこれらの銘柄の特徴を記しておきます。
ブラジル サントス
言わずと知れたコーヒー大国の一般的なコーヒーです。
大量に生産・出荷される為、安定した供給と味の為ブレンドのベースに使われる事で有名ですね。ナチュラル製法と呼ばれる
ちなみにサントスはこのコーヒーが出荷される「港」の名前です。南米最大にして、世界最大のコーヒー輸出港となります。サンパウロからわりと近いですね。
味に関しては、酸味弱め、苦味強め、香味普通、甘み普通、クセは無し
と言った感じでしょうか。
あと、サントスは豆のバラつきがけっこうあります。理由はストリッピング方式という、枝ごと豆をしごいてコーヒーの豆を収穫する方法で、ブラジルで多く行われている収穫方法からくるものです。
焙煎前と、焙煎後のハンドピックは必須です。
インドネシア セレベスアラビカ G1
見た目はマンデリンと似てますが、マンデリンよりは円やかで飲みやすいコーヒーです。「トラジャ」で有名なこの地域のコーヒーはインドネシアのコーヒーの中でも傑作でしょう。
もっと突っ込んでみると、インドネシアはスマトラ島、ジャワ島、スラウェッシュ島が主産地で、スマトラやバリなどは「ロブスタ種」を大量に生産しており、スマトラ北部で栽培されるアラビカ種がマンデリンと言われます。
マンデリンは豊かなコク・苦味が特徴で酸味はありません。土の様な独特の風味がするとも言われます。
スラウェッシュ島はインドネシアでも最高級豆の産地で有名で、セレベスというよりトラジャで流通してます。格別の苦味が特徴なので、苦味が好きな人には一押しでしょう。大粒で見栄えは良いです。マンデリンよりクセが少ない為、マンデリンが駄目な人もわりと飲めちゃうのが、このトラジャでしょう。
不良豆もマンデリンンほどでは無いですが、けっこうあります。焙煎前と後のハンドピックは必須です。
※焙煎前のインドネシアです
コロンビア クレオパトラ
コロンビアマイルド、一度は聞いた事あるかもしれません。
まさにこれです。ボディー感もあり、深煎りにすれば甘みがあり、香りも良し。
上手く焙煎出来れば雑味が無い事も有名です。
ガテマラ サンマルコス
すいません、正式には「グアテマラ」なんですが。。。すっかり日本の業界用語に慣れてしまってます。
コーヒー雑学なんですが、グアテマラには8つの大きなコーヒー生産地区があります。
- アタテナンゴ地区
- アティトラン地区
- アンティグア地区
- コバン地区
- サン・マルコス地区
- ニュー。オリエンテ地区
- フエフエテナンゴ地区(ウエウエとも呼ばれる事も)
- フライハーネス地区
※あいうえ順
アンティグア地区なんてのはUCC上島珈琲BLACK無糖などにも表記されてますので、案外ご存知の方も多いはず。
サンマルコスのコーヒーの特徴は、繊細な甘みとチョコレートフレーバー、強いボディです。
いずれの銘柄もうっかりアイスコーヒー用の焙煎度で焼いてしまいました・・・。
もうちょっと浅くても良かったな~。とちょっと後悔です。