ビブラムのファイブフィンガーズ、ご存知の方も多いかと。
当方も使い出して早9年半経過し、そしてとうとう壊れました。
「普通のシューズ」と違いかなり特徴的なシューズにて物珍しさもありますが、何よりその効果が素晴らしいです。
今回の記事は、9年半実際に使ってみての感想を色々述べたいと思います。
ビブラムファイブフィンガーズとはどんなシューズなのか
以下ビブラムと短縮表記します。
ちなみに、日本ではビブラムはすっかり「五本指のクツメーカー」になってますが…、
ビブラムは世界的に有名な「ソール」のメーカーです。みんな大好きイタリーです。
ファイブフィンガーズの見た目は非常に特徴的でしょう。
シューズなのに、指先が5又に分れているんですもの。
以下使い込まれてボロボロのビブラム画像が登場しますので、悪しからず。。。
結論から言ってしまうと、「お金に余裕があれば買いです」
お金に余裕が無い状態での購入は結構危険かも。
お試し購入にはちょっと高額なシューズなので。。。
ソール(靴底)が非常に薄く、地面の感触を感じる事ができます。
そして、多くのラインナップが通気性の良い伸縮性メッシュで出来ており、快適な運動が実現してます。
基本裸足で履きますが、洗濯機で洗う事も可能なのでいつも気持ち良く使用できます。
実際使ってみて分かった事
けっこうありますね。メリット・デメリット共に身体に起こった変化と、それ以外の事柄を挙げてみます。
メリット
- なんせ気持ち良い履き心地
- 裸足感覚なのでボディバランスが良くなる
- 足首の輪郭がはっきりする
- 足裏の筋肉が鍛えられる・疲れにくくなる
- 偏平足が少し改善された
- 外反母趾が改善
- ウエイトトレーニング時、地面を足裏で「掴んでいる」感覚を得られる
- 普段の生活が疲れにくくなる
メリット詳細
まずなんと言っても履き心地が良いです。
通気性が良い事と、5本に別れた指先ががっちり地面を掴んでいる感覚が快感です。
- ボディバランスが良くなる
⇒転びにくくなります。そっちのバランスです。
- くるぶしの輪郭がはっきりする
⇒脚全体の筋肉を使用するみたいで、形が良くなります。
具体的にはボヤっとしていた脚各所の輪郭が、ハッキリとしてきます。
ビフォー写真撮っておけば良かった…。
- 足裏の筋肉が疲れにくくなる
- 偏平足が改善される
⇒そのまんまです。怪我の予防と、疲労軽減に貢献していると思われます。
あ、角質バリバリとかは改善されませんのでご注意!(笑)
- ウエイトトレーニング時、地面を足裏で「掴んでいる」感覚を得られる
- 普段の生活が疲れにくくなる
⇒けっこう多いのが、レスリングシューズ。路線的にはアレと同じかと思います。安定しますね。
ジムではビブラムを履いてる人が最近は多いですよね。
「良い物。本物」は必然的にガチ勢に好まれますもんね。
あとは、普段の生活で履ける場合はより恩恵を受けやすくなりますね。
デメリット
それなりにあります。
- 使用当初、いきなりランニングしたら足裏を怪我した
- 基本裸足ではくので洗濯しないで長時間使用すると臭います
- 雨・水に弱い
- 高額
- 冬場の屋外使用は厳しい
こんな感じでしょうか。
詳細を見てみましょう。
デメリット詳細
- 使用当初、いきなり走ったら足裏を怪我した
これはけっこうビブラムあるあるです。
限りなく素足に近い為、通常の靴に慣れてしまった現代人はいきなり素足で硬い地面を走ると怪我します。
知っていれば怪我する事はありませんので、ご安心を。
- 洗濯しないで長時間使用すると臭います(足の臭い)
まー、これは当然ですが。
基本的に素足で履く靴なので、洗浄はマメに行った方が良いです。
- 雨・水に弱い
ビブラムシリーズはだいたいが通気性抜群の構造になってます。
ソールも薄いので、外で使用時は水が容易に入ってきます。
- 高額
高いです。
まー高い。
Amazonでも1万円以下は見かけません。
- 冬場の屋外使用は厳しい
先の水に弱い件と通じるモノがありますが、通気性抜群ゆえ冬の屋外使用は超絶寒いです。
でも、最近はウインターモデルがあります。
なので通年使用ではなく、寒い時期と暑い時期に使い分けするのが良さそうです。
お金かかりますが。。。
購入時のポイント
なんと言っても「サイズ感」が重要。
いくつか注意点があります。
サイズ感
靴全般に言える事ですが、「サイズ感」が最も重要です。
大きすぎず、小さすぎず。
私は靴下を履く前提でのサイズ選定をしましたが、結果的には素足に合わせれば良かったと少し後悔。
微妙に大きいですが、素足でも別段問題は無いです。
画像の通り、当方の「場合」は中指基準なので親指はそれなりに余裕がありますね。
素足で履くのか、靴下を履くのかで決める
このシューズの持ち味はなんと言っても「素足感」です。
オススメは素足ですが、素足が苦手な方は五本指靴下を着用したサイズで選ぶ必要があります。
なので、店頭購入を予定される方は素足での試着がOKなのか事前確認した方が良いでしょう。
試着の時に靴下脱ぐなら、ビーサンとかで行って試着した方が印象は良さげですが。。。
(個人の勝手なイメージなのでご注意)
裸足試着が許されないなら5本指ソックスを履いて、さらに言うなら運動時にはく「本番仕様」のソックスを履いて試着に臨むのがマストです。
サイズ選び
先にもチラッと述べてますが、
ポイント
- 試着は絶対必要
- 通販購入なら返品交換が可能なショップで
- サイズの目安は「タイプ別の一番長い足の指」に合わせる
1.試着は必要
まぁ、靴に限ったことでは無いのですが、スポーツシューズの試着無しでの購入は危険です。
2.通販購入なら返品交換可能なショップで
これもサイズミスると致命的です。
ヤフオク直行になってしまいます。
3.サイズの目安は「タイプ別の一番長い足の指」に合わせる
エジプト型なら「親指」
ギリシア型なら「中指」
スクエア型なら「小指」
ってイメージでしょうか。
ビブラムは、「エジプト型」となってます。
でも、ギリシア型もスクエア型の人も当然履けます。
その際は、「一番長い足の指の長さに合わせればOK」
という事です。
エジプト型の足なら親指、ギリシア型なら中指、スクエア型なら小指ってイメージでしょうか。
当方はギリシア型なので中指基準でサイズ選びしました。
最もダメなのは「きつい」事です。
多少緩い分には靴下で何とかなりますが、きついと致命的です。
あと、足の形によっては履けない人もいるかもしれません。
以下の方は注意が必要かも
- 極端な「足の型」の人
ちょっと曖昧な表現ですが、市販の靴が合わない方は厳しいかと。
裏を返すと、市販の靴が履ける方はだいたい大丈夫です。
ビブラム公式のサイズ選び方法
ビブラムの日本語ページに掲載されてますね。
サイズ選びのコツが書いてます。
既にビブラムファイブフィンガーズを持っていてリピート買いされる方は、「標準サイズモデル」と「スモールサイズモデル」があるので、
- 現在のシューズが「標準サイズモデル」で、購入したいシューズが「スモールサイズモデル」のなら、1サイズアップが必要。
- 現在のシューズが「スモールサイズモデル」で、購入したいシューズが「標準サイズモデル」のなら、1サイズダウンが必要。
こんな感じでネット購入時も判断しやすくなってます。
ビブラムファイブフィンガーズの種類
実はビブラムはけっこう多くのラインナップが出ているんですよね。
以下に基本路線を。
参考
- 筋トレやフィットネス、室内系トレ
- 登山、アウトドア
- ランニング、トレイルラン
- ウォータースポーツ
- 普段の生活
こんな感じで目的別に細分化されてます。
例えばランニング用とかだと、ソールの厚みが他のタイプより厚めになっておりクッション性が高いとか。
購入時の10年前はそんなラインナップ無かったような気もします。
今は色々あり過ぎて迷ってしまいますね。
簡単ですが、各ラインナップのご紹介と違いを。
筋トレやフィットネス、室内系トレ
グリップと通気性が優れている感あり。
KSO EVO 21M0701
3ミリのアウトソールで超裸足感覚を実現!グリップ力も優れており、最大限、地面を足で感じる事が出来ます。ワンタッチストラップでフィット感の調整も簡単です。超裸足感覚でのトレーニング、フィットネスに最適です。使用しているXS TREKソールはジグザグ模様でグリップ力と柔軟性を兼ね揃え、跡を残さないため屋内にも適しています。このモデルは小さめに作られていますので、1サイズ大きいサイズがおすすめです。
KMD Sport 2.0 21M3601
万能トレーニングモデル『KMD SPORT』が新しくなって新登場!VFF初のフットベッド(中敷き)を搭載したモデルで、履き心地、斬新なデザイン、フィット感、全てを兼ね備えたオールマイティーなシューズです。『KMD Sport 2.0』は非常に柔軟で、回転や方向転換、横方向の動きを助ける円形のデザインが特徴のソールを備えており、多種多様な動きに対応しています。フィットネスはもちろん、ランニング、ウォーキング、カジュアル、など様々な場面で活躍します。
V-Train 2.0 21M7702
オールマイティなスポーツモデル!フィットネス、トレーニング、ランニングなど、屋内・屋外問わず様々な場面で活躍します。ワンタッチストラップとマジックテープを組み合わせることにより、足をしっかりとホールド。ハードなトレーニングや横方向の動きにも対応しています。特殊な模様のXS TREKソールは安定感と優れたグリップ力を発揮し、特殊な作りとなっており、跡を残さないため室内にも適しています。
まだまだありますが、有名どころをご紹介してみました。
ランニング トレイルランニング
ビブラムが定めるラインナップの名称ですと、「V-RUN」「V-Trail」などが有名です。
ウォーキングもこのカテゴリでOKです。
V-TRAIL 2.0 Black/Yellow 19m7601
V-Trailの進化モデルで、トレイルランニング用のシューズです。
不整地を走る時の足裏の保護機能は最低限に留め、地面の感覚をしっかりと捉え、不安定な場面での素早い反応を可能にします。
また、メガグリップを使用しているので湿った路面でも乾いた路面でも高いグリップ力を発揮します。
※旧モデルv-trailに比べ、指周りが強化されています。その為、特に人差し指付け根部分がきつく感じることがありますが、製品上特に問題ございません。
薄くて柔軟なメッシュが埋め込まれており、凹凸のある地面からの衝撃を分散し安定感を与えてくれる。
また、しっかりと足裏全体を保護してくれるので、安心してオフロードで使用可能。素材:アッパーExtra resistant Polyester fabric
ソール素材 2-color 5mm + 3D Cocoon Mesh
V-Trail 2.0 VibramFiveFingers 19M7603
V-Trailの進化モデルで、トレイルランニング用のシューズです。
不整地を走る時の足裏の保護機能は最低限に留め、地面の感覚をしっかりと捉え、不安定な場面での素早い反応を可能にします。
また、メガグリップを使用しているので湿った路面でも乾いた路面でも高いグリップ力を発揮します。
薄くて柔軟なメッシュが埋め込まれており、凹凸のある地面からの衝撃を分散し安定感を与えてくれる。
また、しっかりと足裏全体を保護してくれるので、安心してオフロードで使用可能。
素材:アッパー素材Extra resistant Polyester fabric
ソール素材2-color 5mm + 3D Cocoon Mesh
トレッキング
山歩きとかも気持ちよく楽しくいけそうです。
ウォーキングもこのカテゴリでOKです。
V-TREK INSULATED 20M7802
VibramFiveFingersのウィンターモデルとして定番だったTREK ASCENT INSULATEDの後継モデル『V-TREK INSULATED』。寒い時期でも指まで温かく包み込んでくれます。低温に対応したICETREKソールは凍った路面でも滑りにくい構造をしています。アッパー部分は撥水加工をしているので水がしみこみにくくなっています。季節を問わずトレッキングシューズとしてもオススメ。 このモデルは小さめに作られていますので、1サイズ大きいサイズがおすすめです。
ウォータースポーツ
モデル名は「V-Aqua」ですな。
V-Aqua 18M7303
3.7ミリのアウトソールで超裸足感覚なアクアシューズ!柔軟性があり、どんな天候でもグリップ力と丈夫さを発揮するMEGAGRIPソールを水が抜けるように加工し、アッパーも極薄素材で作られているので、濡れてもすぐに乾きます。甲と踵をバンドで調整でき、高いフィット感を発揮します。カヤック、沢登り、カヌーなど様々なアクアスポーツで活躍します。このモデルは小さめに作られていますので、1サイズ大きいサイズがおすすめです。
カジュアル
ウールなど他のスポーツ系とは一線を画す感じです。
ある意味お洒落です。
KSO ECO WOOL 21M8202
環境に配慮し、VibramFivefingersのミニマリズムを踏襲した超快適なカジュアルモデル「KSO ECO」のWOOLタイプが登場!
「N-Oil」を使ったモデルで、90%以上が天然素材から作られており、着色も100%天然の顔料を使用しています。
3㎜のアウトソールは地面を良く感じることができ、軽量で通気性のあるウールのアッパーは柔らかい上に非常に快適で暖かく、足元を快適に保ちます。
裸足感覚に近づけつつも暖かさも両立したモデルとなっております!このモデルは水で手洗いし、日陰で乾燥させることをお勧めします。
CVT-LEATHER 20M7901
普段着に合わせやすいカジュアルレザーモデル!気軽に普段から履ける様にと開発されたCVT-HEMPのレザー仕様になります。柔らかいレザーの足馴染みがよく、履き心地は抜群です。Vibram VI-LITEソールは軽量で衝撃を吸収してくれるので屋内およびカジュアルな屋外での使用に最適です。踵を折りたたんでスリッパのように使うことも可能です。使用されているレザーは耐久性があり、汗や水による損傷を防ぎ、靴の寿命を延ばす耐汗性を備えています。
まとめ
好みがはっきり分かれるジャンルです。
ただ、足の裏の接地感を重視する方とか、外反母趾をなんとかしたい方とか、原始の姿に近づきたい方とか、通気性重視の方とか。。。
そう、ある程度「こだわり」があり購入資金が出せる方にオススメとなる気がします。
トレイルランニングとか体重移動とバランスが鍛えられそうで、個人的に挑戦したいと考えてます。
バチっとハマる方は値段相応だと満足できます。