タイトル通り、1回の焙煎で2種の熱源を用いて焙煎してみた検証記事です。
マニアックな内容となりますので、耐性の無い方は閲覧注意です。
遠赤外線(熱風)からの直火焙煎
今回の焙煎は2019年最後の焙煎と言う事で、ちょっとした試みをしてみました。
以前より構想はあったのですが、イメージばかり先行してしまい、なかなか実行できてませんでした。
今回は「とりあえず実施」でやってみた次第です。
流れ的には、「遠赤外線で蒸らし」からの「直火で焼き」という感じ。
もしかすると、既に実践されている方もいそうな案件ですが。
結論
先に結論を言ってしまうと・・・、
結論
- いつもの焙煎より美味しくできた
- 1ハゼが大きい音で鳴る
- 熱源チェンジの仕組みを再考する必要あり
こんな感じ。
たぶん原理的にも理にかなっている可能性が高いです。
焙煎の流れ
当方のいつも焙煎は、以下の画像の様にバーナー上に溶岩石を置いて、遠赤外線を発生させつつ熱風をシリンダーに送る「半熱風式」を採用してます。
今回は「蒸らしまで」溶岩石を設置、「焼き」の段階になったら溶岩石を撤去して「直火」で仕上げ。
熱源を変えるメリット・デメリット
本日は3回焙煎しましたが、色々見えてきました。
豆は「コロンビア スプレモ」、「モカ シダモ G1 タデGG ナチュラル」、「ブラジル サントス」。
12月上旬に「松屋珈琲」さんから購入の豆。
メリット
- 直火での「蒸らし」はテクが要求されますが、今回の手法は容易になる
- 仕上げの焼きは直火のため、香ばしさが半熱風より上
- 1ハゼ音が大きい(気分的なものですが)
デメリット
- 熱源の変更時、手間がかかり若干豆の温度を下げてしまう
- コストがかかりそう
デメリットと言うか、要改善点といった感じ。
メリット・デメリット総括
メリットに関しては、上記の通りでかなり良い感じです。
恐らく直火単体・半熱風単体で実施するより、「簡単で美味しく」できると思います。
デメリットに関しては、「細かい粒の溶岩石使用は無理がある」という事。
モノ自体の遠赤外線性能は問題ないのですが、直火にチェンジする際の撤去が大変です。
この際、焙煎中の豆の温度が下がってしまう可能性が高いです。
なので、改善するならセラミックプレートなどを用いて撤去する個数を減らす事。
でもセラミックプレートって高いんですよね~~~。
なので、とりあえず同じ溶岩石で「プレート状」のモノを注文してみました。
1,000円以下。万が一失敗してもお一人様用焼肉プレートにしちゃえば良いです(笑)
このアイテムが到着後に、もう一度焙煎して再度追加記事としてアップしたいと思います。
もしくは遠赤外線の熱源を可動式にして、釜を持ち上げる事なく直火に変更できる仕様にするか・・・
久々焙煎機の改造しちゃいますか・・・?!